表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
74/365

第74話 お刺身

オレの名前は『みたらし』。

二歳の柴犬だ。


夜になって、いきなり人が増えた。

ママさんの親戚たち大集合だ。


和室にローテーブルが一直線に並べられ、その上に乗り切らないほどのご馳走と飲み物が乗せられる。


宴会だ、宴会だーー!


オレと『しらたま』は、大人たちがご飯を食べたり、お酒を飲んだりしている中、お子さまたちと一緒に過ごしていた。

ママさんのお姉さんが連れてきたお子さまたちだ。


ワン、ワン!


内緒だよ、エヘヘ、と言って、お子さまがテーブルの下でオレに何かを差し出す。

小皿に乗った赤いモノ。


うま、うま、うまーー!!


何これ? 何これ?

マグロ? マグロの刺身っていうの?

もっと頂戴!


オレは、テーブルの下から這い出して、お子さまの隣でおすわりをする。

おかわり、まだ?


やば、ママさんに気付かれた!

誰か、みたらしに何か食べさせた? だって。


もちろん、オレは知らんぷりをしたさ。

お子さまと、そっとアイコンタクトしたけどね。


内緒だよ?

分かってるって。


美味いな、コレ。

そして今日も夜が更ける。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ