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YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
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第349話 いぬぴりか その1

 オレの名前は『みたらし』。

 三歳の柴犬だ。


 目の前に中身が無くなった米袋が置いてある。

 パパさんが買ってきた米袋だ。

 うちは、米は買ってきてすぐ米櫃(こめびつ)に入れるから、こうしてビニール袋が空くのだ。

 

 オレは何の気なしに米袋に頭を突っ込んでみた。

 む? 取れない! きっつー! こうやって、こうやって……ふぅ、取れた。

 見ると、カメラを構えたパパさんが、大笑いしながらオレを撮っていた。


 ワンワン!

 助けてくれても良かったじゃないかぁ!!!!


 ――落ち着け、『みたらし』。面白かったぞ。そうだ、それ、いっそのこと着てみるか? 面白いかもしれないぞ?


 ということで、オレはビニールの米袋を着た。

 結構ピッチピチで、胴体にピッチリ、ゆめぴりかの袋が張り付いている。

 ちょっとキツい。


 ――いぬぴりか! あーっはっはっは!!


 パパさん、大爆笑だ。

 そうしてまたカメラを回している。

 

 ネタが出来て良かったな、パパさん。

 そして今日は一日、オレは、いぬぴりかだ。

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