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YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
313/365

第313話 TVの中から

 オレの名前は『みたらし』。

 三歳の柴犬だ。


 リビングでくつろいでいたオレは、TVのCMに反応した。

 TopYouTuber犬の『くるみゆべし』が食べていたあの臭いカリカリのCMだ。

 ちなみにオレはこのカリカリ、好きじゃない。臭いもん。


 CMで色んな犬が美味しそうに食べている。 

 と、その中の一匹に見知った顔がいた。

 それは、茶色い豆柴、ペットボトル犬の『もなか』だった。

 

 ワンワン! ワンワン!!


 ソファでくつろいでいたパパさんとママさんが、慌ててオレを見る。


 ――どうしたどうした。何かあったのか?

 ――何か映ってたの?

 さっき、『もなか』が映ってたんだ! 二人とも見なかったの?


 何気なくママさんがチャンネルを変えた先で、またも同じCMが流れていた。

 さすがに今度は、パパさんもママさんも気付いたみたいだ。


 ――『もなか』ちゃんだ。

 ――映ってた……ねぇ。

 ね? ほら! オレの見間違いじゃ無かったでしょ?


 凄いぞ、『もなか』。

 我が町のペットボトル犬が、全国デビューだ。

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