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YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
300/365

第300話 生き物?

 オレの名前は『みたらし』。

 三歳の柴犬だ。


 ……ねぇ、これなに?


 オレの前にあるのは、一か月に一回オレ宛に来るおもちゃ、いわゆるサブスクというやつだ。

 紺っていうか紫っていうか、濃い嫌な感じの色をしたカタマリ。

 形状としては……うーん。


 隣にいたパパさんが頭をひねる。

 ――これ、ひょっとして、ナマコなんじゃないのかなぁ。

 ナマコ? なんか、見た目あんまり良くないね。んで? どうやって遊べばいいの?


 オレはナマコぬいぐるみが逃げ出さないよう、左の前足でキュっと押さえた。

 

 ぶちゅるるるぅぅぅぅぅぅぅぅ。


 その瞬間、ナマコぬいぐるみの先端から、でろでろ中身が出て来た。

 

 うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

 ワンワンワンワン! ワンワンワンワンワン!!


 ――うわっ! 内臓が出るのか! これ!

 パパさんも飛び退きながら叫ぶ。


 あまりの出来事に、オレは思わず、めちゃめちゃ吠えた。

 パパさんもこのギミックにドン引きだ。


 なんてもの作ってくれるんだ、サブスク。

 そして……うん、こいつではもう遊ばない。

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