表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
185/365

第185話 コタツ

 オレの名前は『みたらし』。

 三歳の柴犬だ。


 そろそろ朝晩の冷え込みがキツくなってきたので、パパさんが押入れからコタツを出してきた。

 ママさんが数日前からコタツ布団を干していたから、そろそろだとは思っていたんだ。


 おぉ、フカフカだー、フカフカだー。

 オレは、コタツに掛けたばかりのコタツ布団を咥えて引っ張った。


 ――こぉら『みたらし』! 遊ばないの!


 てへへ。ママさんに怒られちゃった。


 ところが、パパさんがリビングにコタツを設置し終えてスイッチを入れるも、ちっとも暖かくならない。


 ――あれ? おっかしいな。なんで電源が入らないんだ?

 ――ちょっとパパ、コンセント抜けてるってば。


 ママさんの指摘を受けたパパさんが苦笑いしながらコンセントを差し込み、改めてスイッチを入れた。

 二人と一匹でコタツ布団をめくってジっとコタツヒーターを見てると、徐々にヒーターが明るくなってきた。


 何ヶ月か押入れの中に仕舞っておいたが、特に壊れはしなかったようだ。

 良かった、良かった。

 無事稼働したのを確認したオレたちは、競うようにしてコタツに入った。


 おぉ、暖かい! こーりゃいいや。

 ここはパラダイスか!


 なんて素敵なんだ、コタツ。

 そして今日は、ここで寝ちゃっていいよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ