表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
131/365

第131話 その名はイガラシ

オレの名前は『みたらし』。

 二歳の柴犬だ。


 公園のベンチで休憩中、パパさんが昔の話をしてくれた。

 中学生のときの話だっていうから、十年以上の話か?


 あるとき、学校に犬が迷い込んできたらしい。

 生徒たちで話し合った結果、こっそり学校で飼おうということになったんだが、第一発見者が偶然パパさんだった為、この犬は『イガラシ』と名付けられた。


 いやいや、苗字がそのまま名前ってのはどうなんだ?

 もしそのまま五十嵐家で飼うことになってたら、『五十嵐イガラシ』だぞ?


 ……ん? 『五十嵐みたらし』があるくらいだから、それはそれでアリなのか?


 ま、そんなわけで、エサのこととかトイレのこととか、色々問題が起きそうなもんだが、そこは、給食の残りをあげたり、交代で散歩させたりすることでクリアしたようだ。

 意外といけるもんだな。 

 

 さて、その『イガラシ』だが、最終的には、どこぞの家で引き取ってくれたそうだ。

 にしても、そこまで学校側にバレずに無事乗り切ったってんだから、凄いね。

 子どもたちも、よくぞ教師たちの目から犬を隠し通したもんだ。

 鉄の結束力とでも言うべきか。 


 ふむ。

 今日の話は面白かったぞ、パパさん。

 さ、散歩の続きをしよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ