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YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
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第127話 魚売り

オレの名前は『みたらし』。

二歳の柴犬だ。


ピンポーン。


玄関のチャイムが鳴る。

どうやら誰か来たようだ。


パパさんとママさんが揃って玄関に行く。

当然、オレも付いていく。


玄関を開けると、そこにいたのは、白い発泡スチロール箱を持ったお兄さんだった。

発泡スチロールには、魚が何種類か入っている。

開口一番、魚いりませんか? だって。


怪しい。

このお兄さん、全然、魚屋さんに見えない。

しかも、微かに魚の臭いがおかしい。

多分、パパさんママさんは気付かないだろうけど、これは腐敗臭だ。


ウゥゥゥゥゥゥゥゥ。


オレは低く、唸り声をあげた。

お兄さんが、パパさんママさんに気付かれないよう、そっと舌打ちをする。

今の舌打ち、見てたかんな!


パパさんがオレの様子を見て何かを感じたようで、キッパリ断ってくれた。

やれやれ。以心伝心、良かった良かった。

ま、パパさんが断れたのは、オレのお陰だけどな!


良くやったぞ、パパさん。

それはそれとして、なんとなくお魚を食べるお腹になっちゃったので、今日の晩ごはんは、お魚料理を所望する。

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