表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
125/365

第125話 ニョロの皮

オレの名前は『みたらし』。

二歳の柴犬だ。


およ? 『もなか』が前から歩いてくる。

『もなか』は茶色い豆柴で、散歩中に道に落ちている空のペットボトルを見つけると、咥えて持って帰るという、お掃除屋さんの習性を持っている。


常に町の清掃を意識して行動する。

実に素晴らしい。


でも今日は、ご機嫌で、いつもと違うモノを咥えていた。

透明なビニールヒモのような何か。


あぁ……、これ、アレだ。

ニョロの皮だ。

幸いなことに、『もなか』の両親もソレに気付いていないようだ。


『もなか』のご両親と、パパさんが立ち話を始めた。

今日もペットボトル拾いですか、いつも感心ですねぇ、だって。

あーあ、気付かないといいけど。


でも、パパさんは鈍感に見えて、意外と勘がいい。

……ときもある。

そして、よりにもよって、今日は勘がいい日だった。


パパさん、うひゃあ! って叫んで、その場で飛び跳ねてたよ。

そんなリアクション、久々に見た。

まるでマンガだ。


どんまい、パパさん。

そして今日も、『もなか』は何かを拾う。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ