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YouTuber犬『みたらし』の日常  作者: 雪月風花
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第106話 トンボ

オレの名前は『みたらし』。

二歳の柴犬だ。


夕方の公園を散歩してたら、近くをトンボが何匹も飛んでいるのを見かけた。

オレはその姿を目で追う。

その目が、パパさんに向かう。


途中でバテたパパさんが、公園のベンチでグッタリしている。

仰向けに、のけ反るようにベンチに座って、目をつぶっている。

……寝てる?

そんなパパさんのオデコにトンボが止まるも、パパさんは全く気付いていない。


起きないなぁ……。

パパさんも動かない。

トンボも動かない。

ねぇ、そろそろ行かない?


ワン!


パパさんがベンチの上で、のけ反ったまま、目をパチっと開いた。

うぉ、なんか怪談みたいだ。


オデコのトンボが視界に入ったみたいで、次の瞬間、パパさんが大慌てで起き上がった。

それに合わせて、トンボが飛んで、どっかに逃げて行く。


余程ビックリしたのか、パパさん、息が荒くなっちゃった。

大丈夫、トンボはどっか行っちゃったよ。

さぁ、散歩の続きしよう。


どんまい、パパさん。

そして今日も日が暮れる。

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