VRを始めてみた
新作((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチポチポチ(。・ω・。)ノ彡)))凸”ポチポチポチポチポチ((꜆꜄ ˙꒳˙)꜆꜄꜆ポチポチポチポチポチポチポチポチ
「VR?」
ある日の放課後。俺は幼馴染であり悪友の戸村に話かけられていた。
「そそ!新作のVRMMOが発売されるんだよ!」
「いやでもVRって色々問題だらけじゃなかった?確かグラフィックが最悪だとか思い通りに動かないだとか電気代が高いだとか」
「チッチッチ!その情報は古いぜ星咲!今回発売される『SMオンライン』はグラフィック最高回線最高電気代もそこそこ安いらしいぜ!てか実際安かったし。まぁその分本体は高いけどな!」
「ふーん。それはいいとしてなにその変態カップルのプレイみたいな名前は」
「あぁSMオンラインのことな。正式名称は『ソード・マジック・オンライン』略してSMOだ。それをふざけて呼んでるだけ。まぁ別の意味もあるけどな…………んでさ、星咲。実は俺、ベータテストやってたんだけどさ!めちゃくちゃ面白くてな!お前にもオススメしようかと思って」
「うーん。俺はいいかな」
「ええぇ?!なんでだよ勿体無い!お前もやれよ!」
いや、なんでって言われても……………
「俺、爆発とか爆裂とかにしか興味ないから。破壊最高」
「いやお前見た目の割にというかめちゃくちゃ怖いこと言うな?!あ、でも確かSMオンラインって爆裂魔法とか爆弾生成とかあっ「前言撤回。やることにするわ」……………お、おう。てか、お前本体持ってないよな。SMオンライン自体はベータテストの特典で2個持ってるんだが本体がないのはなぁ…………」
「いや、別にいいよ。どうせ第二陣が発売されるんだろ?だったらそれまでに本体買っとくわ。SMオンラインのカセットはお前の彼女にでもプレゼントしとけ」
「りょーかい。んじゃ雪峰んところに行ってくるわ!じゃあな!」
「ん、じゃあまた明日」
戸村が教室をパパっと、飛び出していく。あいつ、性格良いからうちの学校の4大美女の一人と付き合ってるんだよなぁ……………まぁどうでもいいけど。
俺も机から立ち上がり、鞄を手に取る。
俺は早速、カプセル型のVR機を買いに、電化製品売り場に向かうのであった。
ーーーーーー
「よし、準備完了!」
VR機を買ってから、1ヶ月が経った。流石に第二陣の倍率では手に入らず、結局第三陣としてSMオンラインを手にした。
それでもまだ倍率が高いというのは、やはりそういうことなのだろう。
あまりネタバレを聞きたくない組である俺は戸村やその彼女の笹村さんにはネタバレ禁止命令を出していた。
それでも戸村はネタバレをしようとしたため、肘てつからのバックドロップを決めてやったが。
そんなわけで早速、本体にカセットを差し込む。
そしてカプセルの中に入ると、意識がふわっとし始め、気づいたら真っ暗な空間に飛ばされていた。
『どうもー!チュートリアルナビゲーターのチリアだよ!よろしく♪』
なんかキャラ濃いの来た………………
「あぁ、うん。よろしく」
『はい!ではまず、今からあなたが冒険する世界について説明します!
まずこの世界は、『人界』『天界』『魔界』の3つに分かれています。それぞれの大陸には名前があり、人界は『アルテミア』、天界が『オアシス』、魔界が『がるぱちっょ…………がるばちょちゅ……………ガルパチョス』となっております』
今噛んだよね…………設定なのかな?
『そして大陸を繋ぐ柱があり、それぞれの階層には様々な都市やクエストが存在しています。そしてユニーククエストと呼ばれるものに関しては世界で一人しか受けられません。
そしてその柱を制覇したとき、天界や魔界への扉が開かれるのです』
「ふーん…………つまりまだ、天界や魔界に入った人はいないってこと?」
『はい。天界や魔界に至るためには、それぞれ柱を攻略していく必要があります。
これ以外に何か質問は御座いますか?』
急に丁寧になった。
「いや、特にないよ」
『では次に、ステータスポイントを振っていただきます。最初に与えられるステータスポイントは500,それをそれぞれに振り分けていただきます』
彼女がそう言うと、俺の目の前にステータス画面と+0˗の文字が現れた。
それに俺は、自分の描いたステータスを割り振る。
ーーーーーー
Name セイカ
Lv.1
種族 ーーーーーー
Job ーーーーーー
SndJob ーーーーーー
スキル ーーーーーー
HP 10/10
MP 100/100
STR 10
INT 150
VIT 10
RES 100
DEX 100
AGI 100
SP 0
ーーーーーー
俺のステータスは、大体こんな感じになった。
『お決まりの様ですね。ではお次に、職業とスキルを選んでいただきます。最初に設定出来るステータスは10個。選択しなかった場合ランダムでスキルが選択されます。稀にユニークスキルなども選択される場合がありますのでオススメです』
ユニークスキル………なにそれかっこいい。なにそれ超欲しい。
ま、まぁ、先にスキル割り振るか。
ーーーーーー
「よし、出来た!」
思ったよりというか、スキルの量がめちゃくちゃ多かった。生産系のスキルやこれ何に使うんだみたいなスキルもあったせいだろう。
そして俺の選んだJobとスキルはこんな感じだ。
ーーーーーー
Name セイカ
Job 花火使い Lv.1
SndJob 魔法使い Lv.1
スキル
爆弾生成 Lv.1
爆弾(威力50)を5個同時に生成する。爆発は任意のタイミング。
MP 50 CT 500秒
爆裂魔法 Lv.1
(威力150) MP 50 CT 300秒
火魔法 Lv.1
ファイアーボール (威力30) MP 5 CT 5秒
俊足 Lv.1
AGIを1分間倍にする。
MP 30 CT 60秒
復活 Lv.1
50%の確率でその場で全回復デスペナなしの復活。
CT 1日
回復魔法 Lv.1
ヒール (HP30回復) MP 10 CT 20秒
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー
とまぁ、大体こんな感じに纏まった。4つ枠が空いてるのはランダムスキルのユニーク狙いだ。
花火使いは火、爆発系統の威力上昇(3割)。魔法使いは魔法のCTの削減(2割)と魔法威力の上昇(1割)だ。
とりあえずはこれでいいと思う。
そんな俺の意思を汲み取ったのか、チリアが近づいてくる。
『お決まりの様ですね!では、次に転移する国を選択していただ「王都で」…………早いですね。私泣いちゃいそうです。ま、まぁいいです。
容姿についてはごついおっさんかもしれませんしめちゃくちゃ美形かもしれません!種族もランダムで決まります!では、『ソード・マジック・オンライン』の世界をお楽しみください!』
彼女のそんな言葉と共に、俺の体は光に包まれて行くのだった。
ーーーーーーーーー
『ニッシッシ!さっき私の言葉を遮った恨み、晴らしてくれるわ!くははははけほっ?!!』
因みに、ほたるの金銭感覚はくるってます。
ーーーーーー
Name セイカ
Lv.1
種族 ーーーーーー
Job 花火使い Lv.1
SndJob 魔法使い Lv.1
スキル
爆弾生成 Lv.1
爆弾(威力50)を5個同時に生成する。爆発は任意のタイミング。
MP 50 CT 500秒
爆裂魔法 Lv.1
(威力150) MP 50 CT 300秒
火魔法 Lv.1
ファイアーボール (威力30) MP 5 CT 5秒
俊足 Lv.1
AGIを1分間倍にする。
MP 30 CT 60秒
復活 Lv.1
50%の確率でその場で全回復デスペナなしの復活。
CT 1日
回復魔法 Lv.1
ヒール (HP30回復) MP 10 CT 20秒
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーーー
HP 10/10
MP 100/100
STR 10
INT 150
VIT 10
RES 100
DEX 100
AGI 100
SP 0
ワールドイメージ図
天界
↓
↓柱
↓
人界
↓
↓柱
↓
魔界
です。
因みに1層ごとに特色がありますが、現在は魔界や天界には一人もいません。
備考
ステータスの初期値は10で、数値が上がるごとに倍率が上がります。
例えば威力150、INT50だと0.5倍になり、INT100でやっと威力150になります。その後はINT200だと威力300と二倍に上がります。
HPはSP5につき10増えます。