012
それから警察に一部を伏せて事情を話し、何とか運がよかったと納得してくれたところで解放された。
運がよくなっても結局こうなる早く運気を変えたいものだ。
そしてノーカツ丼であったため。
すきっ腹を抱えて俺は家に向かう。
音意先輩と鮎川は先に事情聴取をおえたそうなので帰ったのかな。
警察の人によると件の銀行強盗は急速に老化し始め、今ででゃ寝たきりだそうだ。
そのことをについて何か知っているかと聞かれたが、俺は黙っていた陰陽極運剣の力だと言っても変に思われるだけだ。
俺が言えに着くころには時計は8時を回っていた。
「ただいま」
玄関を開けようとすると鍵が開いていた。
たしか閉めた気がするが。
鮎川かなアイツ俺の家の合い鍵持ってるし。
そのまま俺は扉をあけた。
「おかえりです!」
と杏。
「雲気っち! お帰りご飯できてるよ!」
と鮎川が満面の笑みで迎えてくれたのだが……
「なんでお前ら裸エプロンなんだ?」
鮎川と杏が何故かフリルのついた裸エプロンでだ。
「だって雲気っちラブラブの男の人をお迎えする時、この姿でってお母さん言ってたよ?」
「私は一度やってみたかったんです!」
「それ夫婦な! いろいろと過程飛ばしすぎ!」
「私もはしたない止めたんだがね。二人が聞かなくて」
「じゃあなんで先輩も裸エプロンなんですか!」
「だって私だけ仲間外れは嫌だからね!」
とくるんと一回転見えそうで目に毒だ。
「皆着替えてくれ! 俺が持たんから!」
「まったく雲気君と来たら、いくじがないな。こんな美少女三人の誘惑をものともしないとは」
「また冗談ですか」
いつもの服に着替えた三人をしろめに音意先輩の言葉に答えた。
「ばれたか私は君たち二人の事を応援しているからね。鮎川さんから君を取る気はないよ」
「でも、琴音ちゃんて雲気っちのことむぐぐぐ」
「ストップだよ。鮎川君それは言ってはいけない君たちの為にもね」
と鮎川の口を塞ぐ音意先輩。
「それよりお腹が減ったです!」
「そうだね食事にしよう。僕たち皆で作ったんだ」
◇
「ごちそうさま。旨かった」
三人の作った料理を食べてそう感想を述べる。
「どうだい私たちの料理はなかなかのものだろう。鮎川君なんて君のために料理教室に通っているんだよ」
「そうなのか鮎川」
「そうです! 雲気っちの胃袋を掴めばラブラブになれるってお母さんが言ってた! どう雲気っちラブラブになった?」
「お前がおこちゃまじゃなかったらな」
「ふう私は大人のレディだよ!」
「本当の大人の女の人は自分で大人とは言わん」
「そう言えばです! さきほどの男の人なんで皺くちゃになたんです! 若作りだったんですか?」
「ああそれは陰陽極運剣の力らしい。条件付きで幸運を貸し与えて、約束を破るとその相手の幸運を奪い取ることができるとか」
「凄い能力です!」
「確かにすごい能力だ。幸運を貸し与えるなんて聞いた事がない」
「よくわからないけど。凄そう!」
「そういうわけだから明日楓先生に聞いてみる。あの人も不自然についているから関係がるかもしれない」
「わかったよ。放課後皆で聞いてみよう。もちろん杏君も含めてね」
「了解です! その人が美神楓だったら私は攻撃できるです!」
「頼むぞ杏、仙人から武器とかもらってんだろ」
「モチのロンです!」
「じゃあ私はこれで失礼するよ。やることがあるからね」
「鮎川はどうする?」
「雲気っち今日は帰る! おとーさんが門限を守らないとだ駄目っていうし!」




