表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/9

契約

乗ってる時に書く!



翌朝俺達は朝食を済ませリビングのテーブルに座っていた。俺が一人向かいに二人の少女が座る、顔は瓜二つであるが髪の色が違う。

アリシアは金髪のストレートにサファイアのような青い瞳。

ユーリは銀髪のストレートにルビーのような輝く赤。二人は今更ながら瞳の色も違うのか。

二人を並べてゆっくり見るのは、なかなか機会がなかった。本当の意味で彼女達と向き合うのは初めてなのかもしれない。


「まず君達には俺の眷属になってもらう。

俺が生きてる限り死ねないし、老いて死ぬことも出来ない。人としての人生を捨ててもらう事になる」


「アトラス様とは一緒に居られるのですか?」


「逆に俺からよっぽどの事が無いと離れられない。君達にはその覚悟があるかい?」


「ユーリは大丈夫!元々アトラスお兄さんにこの身、この命は既に捧げてるよ?」


「ユーリの言う通りです。ずっと一緒居られる事に喜びはすれど後悔はあり得ません。

私達は自分の意思でアトラス様に隷属したのですよ?」


彼女達は笑顔で答える。


「分かった、これ以上何も聞かない。

契約の儀式を始めよう。二人とも立って開けてるあそこに移動して」


俺の指示で二人は移動する、俺は二人の正面に立ち契約術式を始める。


「汝我との血の契約により、永劫の時を我に捧げよ。我、汝の王にして片割れ、さぁ血を授けよう」


術式の展開を完了させアリシアの首筋に噛み付く。首筋に契約の紋様が刻まれる。

続けてユーリも抱き寄せ首筋に噛み付き契約の紋様を刻む


「お疲れ様、痛かっただろう?」


「大丈夫です。その痛みすら...愛おしいです」


「ユーリも嬉しい!」


二人は首筋の紋様を指でなぞりながら微笑む。


「少しずつ体が変化するけど大丈夫、牙が出てくるくらいだから」


「「はい!」」


俺は二人の頭を撫でる。さて、俺としてはこっちが本番だ。


「二人には俺のスキルで真名を与える」


「真名?何でしょうか?」


「俺のステータスを君達にあげる儀式だ」


「それアトラスお兄さん大丈夫なの?」


「今よりは弱くなる、けど君達は人間を超える。だから眷属として守って貰わないといけない」


俺の言葉の意味を二人とも正確に理解しているようだ。王は騎士に剣を与える、そして騎士は剣を捧げる。このスキルは封建制度が理となる。


「お任せ下さい、アトラス様。このアリシア

全身全霊でお守りいたします。」


「ユーリも戦うのは苦手だけど、守るのは得意だからアトラスお兄さんは絶対に傷つけさせないよ!」


「よし!頼んだ。じぁ始めるわ」


スキルを起動して二人に意識を集中する。


「我はリベレーターなり。汝の真名を解放せし者なり。騎士アリシア、騎士ユーリ

汝らが王として真名を与える。

汝ら真名はイゾルデ

血の牙で敵を穿つ者 アリシア

汝 血の牙〈ブラッド・ファング 〉イゾルデ アリシア

血の結界で全てを拒絶せし者 ユーリ

汝 血の盾の守護者〈ブラッド・ガーディアン〉 イゾルデ ユーリ


牙には力を盾には守りを授けよう。

さぁ己が真名魂に刻め

汝らはイゾルデ我の騎士なり」


俺から出て行った光が二人を包む。

酷い脱力感に襲われる、契約とスキルを一気に使って疲れた。本当は買い物に行く予定だったが変更!


「すまん二人とも...。かなり疲れた、休みたい」


「はい、大丈夫です。買い物は後日にして三人で休みましょう」


「ユーリもアトラスお兄さんと一緒に休む。

敵が来ても絶対に攻撃は通さない!」


「町だし大丈夫だろう。とにかく少し休むわ

後はよろしく」


二人を撫でて寝室へと戻る。後から二人も付いて来て簡易ベットに入ってくる。

もう契約もしたし夫婦と変わらない。もう床一緒どうのこうの言う気はない。

二人の温もりを感じながら俺は眠りについた。明日こそ二人の生活必需品を買って来ないといけない!何て考えながら意識を手放した。


あまり早い更新は期待しないでください

申し訳ないです

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ