表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/11

2話〜親父☆登・場★

「それでは、信秀様の嫡男、前・吉法師様の元服を祝し、乾杯」


「「乾杯」」


 古渡城にて元服の儀が滞りなく終わり、主役そっちのけので飲み会が始まった。


「まったく…元服したにもかかわらず変わり映えしないのぅ」

 男は40半ばだろうか、刀を携え、着物を着ている所を見ると武士なんだろうが、顎髭が濃くもみあげと合流し、またその髭の長さも尋常ではなく鎖骨にまでとどこうかといった長さであり、髪は前髪こそあげてはいるが、剃り上げたりせず、いわゆる[ちょんまげ]にはしておらず敢えて言うならばオールバックに近い。その姿は武士とは程遠いものであった。


「虫じゃねぇんだ。そんな急に変わるワケねぇだろ」


「ガッハッハ!!確かにおぬしは虫ではないのぅ。間違いなくワシの子じゃ」


 このチョイワル髭面のおやじは吉法師の父親、織田信秀であった。彼は尾張でも名のある将で織田家の勢力を尾張半国こ尾張大半まで広げ、他国へも勢力を伸ばしている。おそらく尾張国内で一番勢いがある人物である


「ケッ!!」


「二人してなにやってんですか…」


 吉法師の実弟、勘十郎である。我の強い吉法師と違って教養があり家中のものから期待されている。


「兄上がぱっぱらぱーだから家臣が不安になり、信頼が得られぬのではないですか」


「おい勘十郎!!今のは聞き捨てならねーな」

 弟にナメられっぱなしでは兄としてのプライドが傷ついたのであろう


「まるで俺がぱっぱらぱーみたいじゃねぇか!!」


「えぇ、今そう言ったのです」


 やはり彼はぱっぱらぱーであった。


「ガッハッハ!!吉法師よ、なにはともあれ今日から一人前じゃ、自分の後始末ぐらいは出来るようにならんと」


 まるで以前はそうではないような言い方である。


「おう!!それより俺の名前はどんなのだ?」


 一般的に元服すると名を改めるのだ。ちなみに幼少時の名前を幼名という


「んぉ?あぁ、織田三郎信長…じゃ」


「よし、今日から俺は信長だ!!」


 信長は言い放つと古渡城を飛び出していった。


「若ぁ!!まだ城外へ出てはなりませぬぞ!!」


「まったく…兄上は…」


「ガッハッハ!!やはりまぎれもなくワシの子・吉法師…いや、信長、じゃな!!」


 まだ話が出来上がってないのでスローペースですが気長にお待ちください

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ