表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ブラバン  作者: 岡元鷹信
3/7

目指せ!全国制覇!弱小ブラスバンド部

ブラバン第3章


ー7月19日ー

海堂副部長「波地〜棚町〜。おはよう!」

棚町薫「先輩、随分張り切ってますね〜」

波地成美「せっかくの夏休みなのに・・」

海堂副部長「何言ってんの。沢山、練習出来ると思えば頑張れるよ。」

波地成美「まぁそうですけど・・」


ー部室ー

「ガラガラ」

海堂がドアを開ける。

武田「なんだお前、随分と張り切ってるな!」

海堂副部長「練習出来ると思えば張り切りますよ!」

武田「大した心構えだ」

山田部長「おはようございます!」

武田「おっ!お前も張り切ってるな」

山田部長「はい」


黒板に何か書いてあるのに気づく波地。

武田「夏休み中の目標だ。」

黒板には

1.魂で奏でる

1.音を大きくする

1.笑顔で演奏する

と書かれてある。

武田「いいか、お前らの夏休み中の目標だ。一人一人がこれを完璧に出来なきゃ次には進めないからな」

山田、海堂「はい」

武田「2人の返事が聞こえないぞ?」

波地、棚町「はい・・」

武田「ったく声が小せぇな。せっかく上達出来るチャンスなのに」

「分かったら外に向かって演奏しろ」

山田、海堂「はい」

波地、棚町も渋々、後に続く。

微笑を浮かべて波地と棚町を見つめる武田。

各々、演奏を始める。


グラウンドの野球部は

「はぁ?ブラスバンド部の奴ら、夏休み中も吹いてんのかよ!練習に何ねぇよ」

野球部顧問「お前はブラスバンド見てないで早くやれ!」

野球部1「はい!」


ー30分後ー


武田「ストップ」

演奏を止める部員達。

武田「楽しいか?」

顔を見合わせる部員達。

海堂副部長「はい・・楽しいですが?」

武田「聴いてるこっちはつまらん」

部員一同「・・・」

武田「なんで俺がつまらないか分かるか?」

山田部長「いえ」

武田「お前達が楽しんでないからだ」

「音量は要らないから笑顔で吹いてみろ」

山田部長「は〜」


各々、演奏を始める。

笑顔を意識する山田、海堂と顔が引きつっている波地、棚町。

「はぁ〜。やっぱりそうか〜。おい!波地!棚町!」

棚町薫「は、はい」

お前達は楽しかったことを思い浮かべながら吹いてみろ」

波地成美「って言われても・・」

武田「何でもいい。家族の思い出とかあるだろ?」

波地成美「分かりました」

黙々と練習を続ける部員達に少しずつ笑顔が現れると武田の表情も穏やかになる。

武田「良い演奏出来るじゃんか。」

棚町薫「これで良いんですか?」

武田「楽しい演奏を聴くからオーディエンスも楽しくなるのは当たり前だろ?」

「笑顔が出るのは楽しんで演奏してる証拠だ」

部員達に安堵の表情が出た。

「楽器1つに対しても愛着が湧かなきゃ楽しんで演奏なんて出来ない。これでお前らも少しは分かった筈だ」

部員一同「はい!」


その後も練習を続ける部員達に

野球部1「なんかいつものブラスバンドじゃないな?」

野球部2「そうだよな〜?」

野球部1「すげぇ楽しそう!」

野球部顧問「武田先生が来てブラスバンド部も変わってきたんだろ。県予選突破も夢じゃないんじゃないか?」

野球部2「そんな感じがしますね〜」

野球部顧問「そうとなりゃ〜こっちも負けてられないぞ!練習だ!練習!」

野球部一同「はい」

・・・

ー17時ー

武田「よし!今日はこれくらいにするか!お前ら夏休み課題も有るんだろ?

早く帰って勉強して休め!」

部員一同「はい!」


ー帰宅時ー

棚町薫「なんだかんだで良い先生だなぁ」

波地成美「ねぇ」

海堂副部長「武田先生になって駿河ブラスバンド部が楽しくなってきたね〜」

波地成美「そうですね〜明日も楽しみ」

海堂副部長「明日も頑張ろうね〜じゃあね〜」

波地、棚町「さよなら〜」


ー8月1日ー

武田「今日から発声練習だ」

山田部長「えっ?」

武田「えっ?じゃないだろ。大きな音を出すには発声練習が基本だ。これから1週間、楽器持たずに来い」

動揺する部員達。

「返事は!?」

部員一同「はい」

困惑する部員達に微笑を浮かべる武田。

ー続くー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ