アイテムショップ『便利』
ほんと更新遅くて申し訳ない
テスト結果が悪くてあばばばばばばばばってなってるのです。次話も遅くなると思われry
クエストに向かう前にまずはアイテムを準備しにアイテムショップに向かった俺たちだったのだが・・・
「なぁヒエン、ここどこだ?」
「さぁ?」
「さぁ?じゃねぇよ!普通に道迷ってんじゃん!マップ見ろよ!」
「う、うるせー!お前だって迷ったの気づかずついてきてただけじゃん!俺が方向音痴なのは知ってるだろ!」
「あぁもう、お前方向音痴なの自覚してんならきっちりマップにルート書き込めよ・・・」
「へ?そんなことできんの?」
「知らなかったのか・・・町の中でだけできる機能の一つだよ」
「知らなかった・・・」
でも方向音痴にとっては神機能だな
「で、ここから近いアイテムショップはどこだ?」
「そこのお兄さんたち、アイテムショップ探してるのかい?」
「あぁそうなんd・・・って誰?」
「私は商人プレイヤーのクンセイっていうの。アイテムショップなら私が雇われてるとこに来てみない?」
「俺はヒエン、こっちはケンケン『よろしくー』って雇われてる?」
「そっ、冒険だけがゲームの醍醐味じゃないってこと。このゲーム自分の店を持てるのはもちろん、それまでの間はNPCの店で雇ってもらえるんだ」
「そんなこともできるんだな。で、その店はどこ?」
「おっ、来てくれるの?じゃあ案内するからついてきて」
「わかった」
アイテムショップに何とかたどり着けそうで助かった・・・
「なぁヒエン」
「なんだ?」
「あの人女性プレイヤーだよな」
「そうだな」
「そうだな、じゃなくて!お前普通にしゃべれるの!?」
「何言ってんだお前、ここはゲームだぞ?実際にあってるわけじゃないんだから」
「わからねぇ、お前の考え方がわからねぇ・・・」
「なになに?ヒエンは女の子が苦手なの~?」
「あぁ、こいつ女子を前にすると何言っていいかわからず固まっちまうんだよ」
「へぇ可愛いねっと、着いたよ!ここが私が今雇われてるお店『便利な道具屋』だよ」
名前がわかりやすい!
「ささ、さっそく中に入って入って!てんちょ~客連れてきたよ~」
「いらっしゃい、今日は何をお探しで?」
「これから薬草採取のクエに行くからそれにあったアイテムを・・・」
「だったらこれとこれとこれなんかどうです?」
-------------------------------------
・薬草の書《初級》 200G
初心者用の薬草の図鑑。薬草と毒草、果物の種類がわかる。
・薬草ポーチ 0/80 500G
薬草を入れておくのに便利なポーチ。品質を保つことができる。
・採取用ナイフ ATK+5 50/50 100G
薬草などを採取するときに便利なナイフ。薬草を傷つけることなく採取可能。
そこそこの切れ味だがモンスターに使うとすぐ折れる。
-------------------------------------
採取用ナイフが初心者武器と同じ攻撃力について・・・
「スキルで《鑑定・植物》があるから薬草の書は俺はいいかな。ポーチって薬草専用じゃないとだめなのか?」
「冒険者さんたちが初めから所持してるポーチは万能ポーチ、なんでも入れることが可能です。が、入れるものによっては薬草などは傷んでしまうので報酬に色を付けてもらうなら薬草用のポーチをお勧めしますよ。あと、鑑定系のスキルのレベルは実際にスキルに応じたアイテムに触れる、使用する他にスキルに応じた【~の書】を読むだけでも上がりますよ」
まじか、でも一応買わなくても上がるんだよなぁ手持ちのお金は初めに配られた1000Gだけだしなぁ...
「ポーションなんかはないの?一応モンスターに襲われた時用に持ってたいんだけど」
あ、それもそうだな
「ポーションは残念ながら高価でうちでは扱ってないですねぇ」
なんで!?
「あ、ヒエンたち知らないんだ。このゲームではNPCにポーションを作る人がほとんどいなくて出回ってないの。だから生産プレイヤー達が大量に作り上げるまではこの薬草クリームで代用してね一個10Gで一人10個までの販売制限がついてるけど使い方は傷口に塗るだけで簡単だよ」
「ファンタジーの定番ポーションがないとは驚いた」
「ねぇ、私も最初はうそっ!って思ったよ」
「それじゃ俺はこの採集用のセット一式と薬草クリーム5個買うけど、ケンケンは?」
「俺はポーチとナイフと薬草クリーム10個かな。結局図鑑買うんだな」
「あぁ、レベルは早く上げたいし」
「まいどあり!」
「お客さんが最初のお客さんですしおまけでこれも差し上げますね」
-------------------------------------
・携帯食《旨》 空腹度回復20 満足度5
道具屋店主シーナが開発した携帯食。通常のものに比べ味がよく食べやすい。
-------------------------------------
「ありがとうございます」
店長、シーナっていうんだ・・・・筋肉ムキムキの漢って見た目なのに。
「その携帯食はうちで販売してるのでまた買いに来てくださいね」
「また来ますね」
すっかり使っちまって所持金150Gだよ。だいじょうぶだよね?
「じゃあ今度こそ冒険にlets' Go!」
なぜにネイティブ!?
『空腹度システム』このゲームには空腹度が設定されており、スキルによって変動するがデフォルトは100がMaxである。0になるとその場から動けなくなる。満足度が高い食料アイテムほど食べた後の空腹度が減り始める時間が遅くなる。
『ポーション』このゲームにおけるポーションはプレイヤーが来るまでは需要が少なかったため職人がほとんどおらず在庫がないために高価となっている。
『~の書《初級》』鑑定アビリティのLv1が名前を表示してくれるのに対し、このアイテムは名前はわからず、毒があるのかしかわからない。またその毒がどのように作用するのかもわからない。