蹂躙 別視点
今回の別視点ですが、桜華が何を言っていたのかが少しわかります
後は、物語の構成上かなり大事なあの人が出てきます
広場 side桜
「感動的な場面だが、全員動くな!!」
「「「っ!?」」」
この人何時の間にここに?でもその抱えられて血を流しているのは
「桜華!!」
「た…けて…に…ちゃ…」ボソボソ
やっぱり桜華だ!!なんでこの人がこんなことを
桜華が傷ついている、助けを求めている、でもここで魔法を使ったら桜華に当たっちゃう
僕には………何もできない
「さてと、息子を捕まえる前に、お前らに少しお仕置きをしないとな、まぁ死んでも文句言うなよ?」
「やれよ、お前にはその権利があるし、私には罰を受ける義務がある」
「じゃあ一思いにこの力で終わらせてやるよ」
一思いに………何をするの?まさかこの人は零まで傷つける気なの?
……………許さない
『力が欲しいのか?』
欲しいよ、桜華を助ける力が、零を助ける力が、この人を…………殺せる力が欲しい
『あいつの言っていることが正しくてもか?』
「……ろ」
それでも欲しい、たとえ自分が悪人になっても、仲間を…家族を守れる力が欲しい!!
『そういうところは変わらないな、力が欲しいなら俺を表に出せ、コイツを殺して、家族とやらも助けてやるよ』
ありがとう
「あ?」
「やめろって言ってんだよ、この雑魚」
「何だと?」
「桜さん?」
どんな世界でも三下キャラだなコイツは
「目しか変わらない雑魚神力しか使えない奴が調子に乗るな」
「ざ、雑魚だと?」
「そうだろ?天楼院家の血を受け継いでないお前が、雑魚だと言っているんだ」
「な、何故それを知っている!!」
知っているさ、今まで何度戦ったと思っているんだ?
「来いよ雑魚、殺戮してやるからよ」
「調子に乗るなよ餓鬼が!!こっちには、俺の娘がいる!!お前らは攻撃できないんだよ!!それに、ただの子供に何がd「試してみろよ、その自慢の神力で」調子に乗ってんじゃねぇ!!ならこの力を見せてやる、後悔するなよ!!」
「それともう一つ、何時まで桜華を抱えているつもりになっているんだ?」
「は?」
「お前の手には何もないことに、いつ気付くのかって言っているんだ」
「な、いつの間に!!お前何をした!!」
この程度のスピードにもついてこれないか、ただ無属性の身体強化で奪っただけなんだがな
「ふざけやがって、もう容赦はしない!!ここで全員肉塊となれ!!」
「肉塊になるのはお前だよ『ウインドカッター』」
「な、魔法?ぐっ!!」
「まだいけそうだな『フレイムアロー』」
「ぐあっお前、なんで魔法が使える!!」
「教える必要はない、それに教えてもお前はここで死ぬんだ」
「ま、待ってくれ、俺が悪かった、頼む!命だけは!!」
「いいや?お前は悪くない、確かに誘拐された子供を助けるのも、その誘拐犯に殺意を抱くのも当然だからな」
「じ、じゃあ」
「でも、法とか罪は作った奴が中心で成り立っている、それが本当は悪かもしれない」
「は?」
「つまり、法に逆らって俺が悪になっても、俺はお前を殺す『グラビティ』」
「ちょっとm」グチャッ
「肉塊の完成だ」
「う、嘘ですよね?こんな力を桜さんが持っているわけ」
さてと、そろそろコイツの修業をしてもらわないとキツイかな
後で頼んでおくか
今回いろいろな複線をばら撒きました
それとキャラ設定は次の次になると思います