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二人の自分と三柱の神を宿す少年  作者: 独り言
第0章~長いプロローグ~
7/48

今回、戦闘とは名ばかりの、主人公の力と複線が有る位です

広場 side三人称


二人は、戦うために広場に来ていた、理由は


(さてと、ここまでくれば瑠璃が来るのに時間がかかるだろう)


という零の考えによるものだった


「ここで戦うの?」


「ああ、家に穴を開けるわけにもいかないからな」


「じゃあもう初めていい?」


「別にいいぞ?いつでも来い」


零はこの時とても油断していた、自分は魔法が使えるが、相手は使えないことや、自分の方が身体能力に優れており、リーチも長いことがそうさせた

しかし、誤算はすぐに起きた


「行くよ」


「っ!!」


目の前にいた桜が、急に消えたのだ


「くっ!!」ガッ


そして、後ろからくる衝撃に、零は顔を顰める


(何故だ!?なぜ人間の子供に、ここまでの力と速さは無いはずだ!!)


「零さん桜さん探しましたよ、いったいこんなところで何をって!!何してるんですか二人とも!!それと桜さん……………その目の色(・・・)はまさか」


「目?僕の目がどうかした?」


首を傾げる桜、その目はいつもの翠色ではなく、翡翠色をしていた


(零さんと同じ魔眼?でも、人族の男性は魔法が使えないはずなのに、男の娘である桜さんには適応されるんですか?)


(身にまとっているのは確かに魔力だ、しかも無属性か、どうなっているんだ?神力なら可能性は有るが、それではあの魔力の説明がつかない)


「桜、お前は何故魔法が使える?何処で魔法の使い方を知ったんだ?」


「………最近夢を見るんだ」


「「夢?」」


「うん、何度も見る夢だよ、時の止まった世界、人を巻き上げる竜巻、魔法を使う自分そして、人から龍になる零(・・・・・・・・)


「っ!!」


「信じられなかった、けど昨日知ったんだ、零が黒龍だってことを、僕たちを攫ったことを、僕たちの本当の母親じゃないってことを」


淡々と話す桜の表情は暗く、悲しげだった


「「桜(さん)」」


「ねえ、僕はなんなの!?普通は使えない魔法が使える僕はいったい誰なの?教えてよ………ポロポロ


気付けば桜は泣いていた、そんな桜を、零は優しく抱いた


「れ………い?(ポロポロ)」


「お前は桜だ、他の誰でもない私の息子桜だ、確かに私は五年前お前たちを攫った、私たちには同じ血なんて流れていない、それでも私は、お前たちのことを本当の家族だと思っている」


「もちろん私もです」


「る……り?(ポロポロ)」


「何か困ったことがあったら、私たちに言え、力になる」


「……う、ぅぅぅ……ありがこう零、瑠璃……ごめん(ポロポロ)」


「別にいいさ、子供の内はいっぱい間違えたり、叱られたり、甘えたりすればいい」


「うん……うん(グスッ)」


この時、だれも気付いていなかった、桜華が一人でいることに、自分たちに近づく者がいることに

次回は戦闘になるかもしれませんが、所詮最初の噛ませキャラなので蹂躙に近いです

後キャラ紹介は、多くて三話、少なくても二話投稿した後になります

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