発覚
今回はやっと主人公が登場します
そして、物語の重要人物も登場します
零の家 side零
あの日から五年が過ぎた、この五年でいろいろなことがあった
攫ってきた銀髪の子に桜、金髪の子に桜華と名付けたが、桜は男なのに女みたいな名前にしてしまったり、仲間たちに会いに行ったときに桜華が泣きだして大騒ぎしたり、三歳の時に桜が大人と同じようにしゃべれるようになったり、四歳の時に桜が倒れていた獣人を一人で家まで運んだり、桜華が魔法を使えるようになったりと、異常なまでに育っている
「子供の成長はここまで早かったか?」
まぁいい何か悪いことが起きているわけでもないからな、様子を見r「ハヤク~オネェシャン~」「待ってください桜華さん!!あっ!零さんも止めてください」
「止めなくていいだろ、子供は元気なほうが良い!!」
「まさかの親ばか発言!?それと桜さん見ませんでしたか?」
「見ていないぞ?というより私は最近桜に避けられているからな」
「うう~これじゃあオウカニウムは接種できても、サクラニウムが不足します~」
「な、なんなんだ?そのわけが分からない物質は」
「私の原動力です!!」
コイツは桜が拾ってきた獣人で、名前は狼牙 瑠璃というロリショタコンの変態だ
拾った後、家政婦として家に置いている
「桜さんは最近帰りが遅いから心配ですね」
「桜なら大丈夫さ」
「ならいいですけど」
嫌な予感がしなくもないが、無事に帰ってこいよ
森の中 side桜
僕は今、森の中を走っている理由は音だ
「音が近くなってきたから、そろそろ着くのかな?」
その音は人の声や、物がぶつかって出る物じゃない
「うめき声?あの開けた辺りかな?」
そこには広場のようなものがあった、声はそこから聞こえる
「なにがあるのかnっ!!」
そこには血だらけの黒い龍が苦しそうに倒れていて、その近くには一人の男の人が立っていた
「さてと、約束は守ってもらうよ」
「Gyaaa!Gyaaaaaa!!」
「なるほど、今までよりは遅いか…………彼は何を考えているのかな?」
「Gyaaaa!」
「君にはわからないことさ、でも一つだけ言うと、黒龍のトップである零はもうすぐここに来ると思うよ?誘拐してきた子達と一緒にね」
「え?」
誘拐してきた子供?黒龍のトップ?じゃあ僕たちは零の子供じゃない?龍ってことはあの夢は本当に………
目の前が真っ暗になる、僕は今何をしているんだろう?立っているの?座っているの?僕は人間なの?龍なの?僕は……………………何者なの?
次に目を覚ましたのは、零の家だった
次回はあるフラグを建てます、どんなフラグかわかる人もいると思います
後、戦闘シーンはもうすぐ出ますので、戦闘がお好きな方はしばしお待ちを