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二人の自分と三柱の神を宿す少年  作者: 独り言
第4章~偽物と本物~
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番外編 零家のクリスマス

皆さん、メリークリスマス

零の家 side零


今日はクリスマス

良い子にはプレゼントがくるとか、悪い子にはこないとかいう変なイベントがある日だ

それはうちも例外ではないわけで


「「「クリスマス~?」」」


「そうです、一年に一回だけの楽しい日です」


そんな事を瑠璃たちが話している

今までは幼かったから必要なかったが(五歳も幼い気がするのだが)、そろそろプレゼント位渡してもいい時期だろうということで、私と瑠璃が計画した

あとはプレゼントと豪華な夕食くらいだ


「ということなので、プレゼントを考えておいてくださいね?」


「プレゼントか……零や瑠璃はもらえないの?」


そんな事を桜が聞いてくる

普通五歳児が聞くことではないだろうが……もう慣れた


「ああ、これは子どもだけの特別な日だからな」


「皆さんは気にしくていいですよ?」


「……そっか!」ニコッ


そういうと、笑顔で桜華と雅を連れてどこかに行ってしまった

恐らくプレゼントを考えるんだろう


「どんなものを欲しがりますかね?」


「さあな、雅と桜華が桜が欲しいというかもな」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

数時間後


「だいぶ時間かかってますね」


「もう夕食ができるな、今からでもプレゼントの用意は間に合うだろうが……」


一体何しているんだ?

と考えたとき、桜華と雅が現れた


「零~瑠璃~」


「プレゼント決まったよ」


「二人は決まりましたか、桜さんは?」


「「もうすぐ来るよ(~)」」ニヤニヤ


「「?」」


何故か桜華と雅が笑っている

いや、楽しいならわかるのだが、まるで悪戯に成功したような顔だ

瑠璃も気になったようで首を傾げている

すると


「おまたせ、ちょっと時間かかっちゃった」


といって現れた桜の手には、五体の人形があった


「桜さんそれは?」


「これ?三人で作ったんだ」


「いや、プレゼントが決まったんじゃないのか?」


「決めたよ?だって」


それが合図かのように三人は同時に答える


「「「僕(私)達が欲しいのはいつも通りの日常だもん(よ/から~)」」」


その日はいつものように笑い、はしゃぐ日で終わったが、とても特別だったと言えるだろう

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