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二人の自分と三柱の神を宿す少年  作者: 独り言
第4章~偽物と本物~
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もう一人の『天』

遅くなってすみません

係でもないのに行事の仕事をさせられたり、テストがあったり、ゲーム作ったりしてました(最後のは完璧に私情です、本当にすみませんでした)


お詫びに今回いつもよりも長いです

昇降口への通路 side桜


「見つけた」


そう少女が呟いた瞬間に風が吹き荒れ、竜哉君が吹き飛ばされる

僕?火属性の魔法で防御したよ


「いってぇ~~」


「大丈夫?竜哉君」


「お前俺も守れよ!」


そう言って怒鳴る竜哉君

でも間に合わなかったから仕方ないよね


「とりあえずどうする?戦うか?」


「戦うんだけど、竜哉君は逃げて」


「何で俺が逃げるの確定なの!?」


いやだって、竜哉君は魔道具を使わないといけないし、そんな竜哉君と一緒に戦うとなると確実にお荷物になって正直邪魔になるからね

幸い敵は僕狙いだから逃げて先生に報告してくれれば良いだけだからね」


「俺の扱い酷くないか!?」


「あれ?なんでわかったの?」


「ほとんど全部声に出てたよ!!」


心底疲れたように言う竜哉君

でも本当のことだから仕方ないよね


「作戦会議は終わったかしら?」


「うんいいよ?律儀に待っててくれてありがとう」


「しかもその作戦でいくのかよ」


何をバカなことを、いくに決まってるじゃん


「じゃあ行ってくる、気をつけろよ?」


「あたりまえだよ、少なくとも竜哉君よりは大丈夫だから」


「俺の扱い酷いな……」


そう言って竜哉君は走って行った

何故か落ち込んでいたけど大丈夫かな?


「それにしても、竜哉君は狙わないの?

先生たちが来ちゃうかもしれないよ?」


「問題ないわ、何人来ようと私には勝てないから」


そう言ってクスクス笑う少女

どこにそんな自信があるんだろう


「そういえば、君は何をしに来たの?

僕を探していたし、何より竜哉君を追わなかったから僕が目的なんだろうけど

君と会ったことはない気がするよ?」


「そうよ、わたしの目的はあなたを殺すこと……正確にはあなたに復讐することよ」


「復讐?」


「そう、五年前に殺された私の父の敵があなたよ」


そういうと少女は無数の火の玉を放つ

恐らく初級魔法の『ファイヤーバレット』だろう


「(風と火の魔法……同時に使われたら厄介かな)僕は君のお父さんなんて知らないよ!」


「覚えてないだけでしょ?私の父は攫われた家族を助けるために旅に出た、そして……」


(旅・五年前・攫われた………)


「そして黒龍の住処で殺された!!」


「っ!!」


……あの人だ…

五年前に僕が殺した、そしてこの子の父親は、僕のお父さんだ…

つまりこの子は僕の……


「私はあなたを殺し、弟と妹を探す!まずはあなたからよ!『ライトウィップ』」


彼女の手から光でできた鞭が伸びる

長さも相当の物で、彼女の持つ魔力の量は相当の量あると思う


「いいよ、それならこっちも全力でいくよ、副作用なんか考えずに戦ってあげる!」


「なっ!」


鞭が僕に届く……けど直撃する直前に鞭は消滅…いや打ち消される(・・・・・・)


「これが僕の本気だよ」


「その翼は…天の力かしら」


(よかった、今回は意識はある。これなら!)


「ねえ、何を勘違いしてないかしら?」


少女は不敵な笑みをこぼす、まるで天の力を恐れてないように


「勘違いがどういうことなのかわからないけど、これなら逃げられないよね!『ファイヤーアロー』」


その様子をチャンスと思った桜は、天の力によって魔法を打ち消す力を得た火の矢を少女に飛ばす

矢の数は夥しく、とても避け切れる数ではない


(これなら避けられないし、魔法で防御もできないから何もできないはず!)


そして矢が……


「『ウォーターバリア』」


「っ!!」


少女に当たることはな(・・・・・・・・・・)かった(・・・)


「勘違いしてることっていうのはね、別に力が使えるのはあなた(・・・・・・・・・・)だけじゃない(・・・・・・)ってことよ」


少女から翼が生え、宙を舞う

その姿はまるで、金色の翼を持つ天使のようだった

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