疑惑と思惑
日に日に更新が遅くなっていく気が……
女子寮 side魔奈
「そんなはずない、でも」
桜の力は、魔族の者に伝えられている伝説の力と同じ、でもそんなわけない
「桜は人間、魔族じゃない、伝説が間違っているだけで、そんなこと」
もう一つの人格、全ての属性の魔法、男なのに魔法が使える、圧倒的な魔力量、どれも伝説に一致する、でも
「それなら人間を助ける必要はない、桜は……●●じゃない」
王都城下町 side少女
「許さない、必ず殺す、この手で」
私のお父さんを殺し、弟と妹を攫った奴を絶対に殺してやる
「凄い殺気だね」
「誰よ」
「誰であろうと君には関係のないことさ、ただ如いて言うなら君に真実を教える者かな?」
真実?何を言ってるのこの男は、この力で消してやろうかしら
「そんな怖い顔しないでよ、ただ君のお父さんを殺した犯人が誰か教えに来たのさ」
「っ!!……誰よ、誰なの!!」
「落ち着いてよ、犯人は魔道学園に在学中の桜っていう少年だよ」
桜……お父さんを殺した罪、絶望と共に味あわせてあげるわ
王都城下町 side謎の男
哀れだね、復讐しようと誓った相手が自分の弟だとも知らずに意気込んで
「今の彼は弱体化している、もしかしたらやられちゃうかな?」
「それはないわ、桜の中の神は本気じゃない」
「そうだね、でも君は動かないの?桜君の彼女だったのにそれとも、ここで僕と戦うのかな?」
それはそれで面白いけど、返り討ちにしてあげるよ
「いいえ戦わないわ、まだ情報を集めているだけなの、それに桜の中にいるアイツがそこで終わらせるはずがない」
…………面白くないね、まあいいかな
「じゃあ僕は行くよ、精々足掻くことだね因幡雪」
「ええ、精々足元を掬われないように気をつけなさい、クロノス」
次回はキャラ設定です
遅くなった理由がわかるかもしれません




