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二人の自分と三柱の神を宿す少年  作者: 独り言
第3章~学園入学~
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未来視

体育館 side桜


「こんなに早く戻ってくるなんて思ってなかったや」


「御託はいいわ、早く始めましょう」


そう、なら『身体強化』


「いくよ!!」


「速いわね、でも」スッ


「避けた!?」


「確かにエルフは殴り合いには勝てないわ『スパーク』」


「うっ!!」


「でも私の魔眼はその弱点を克服したわ『サンダーボルト』」


「ぐっ!!克服!?いったいどうやって」


「簡単よ、私は数秒先の未来が見える、どんなに速くても何処からくるかわかれば避けるのは簡単よ」


数秒先!?攻撃が当てられないってこと!?


「あなたに勝つ方法はないわ、今降参すれば痛い目に遭わないわよ?」


「お断りだよ、まだ勝てないって決まってないじゃん」


「そう、それと未来が見えるってことは『サンダーランス』」


「危な!!」


「避ける方向もわかるのよ『サンダードラゴン』」


「そんなことも!?うわっ!!」


未来が見えるってここまで凄いんだ、僕にもそんな能力があれば


『諦めないで』


またこの声だ………でもやっぱり僕はこの声の人を知っている

一体誰?


『未来が分かっても対応できなくすればいい』


対応できなくする?速さ関係なく数秒先の動きが見えるから意味ないよ


『そうじゃないわ、そうね………』


何やってるんだろ、こんな幻聴に反論なんて

早くあの人に勝たないといけないんだ

もっと考えなくちゃ


『見えなくすれば意味がないんじゃない?』


「っ!!」


見えなく……する?

確かにそうすれば動きは見えないけど当たる直前で見えちゃうと意味がない

意表を突くのにいい方法は………


『なら優しい先輩からヒントよ、絶対にありえないことをしなさい』


絶対にありえないこと?


「フフッ」


面白そうだね


「どうしたのかしら急に笑い出して、負けを認めるの?」


「認めないよ、あなたには見せないといけないからね」


「何を見せるのかしら」


「絶対にありえないことだよ『フラッシュ』」


「くっ!!目潰しすれば勝てると?『サンダーバード』」


「何処狙ってるのさ」


「なっ何処に消えた!!」


「上だよ」


「なっ!!」


「闇属性魔法『アンチグラビティ』だよ」


重力の向きを逆にするんだったかな?


「何であなたが魔法を!?」


「そんなこと言っている暇はないよ『ロックプレス』『グラビティ』」


「くっ!!」スッ


避けられちゃったか、でも本番はこれからだよ

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