服装会議
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零の家 side瑠璃
「零さん」
「何だ?」
「すごく気になることがあるんですが」
「気になること?」
「学園での桜さんの服装はどうするんですか?」
「え?制服なんじゃないの?」
まあ制服ですが、私が言いたいのは
「男の制服を着るか女の制服を着るかということか?」
「そうです」
「僕は男だよ!!」
でもあれから二年たちましたが、男より女と言われた方が納得しますよ
「今すごく嫌なことを考えなかった?」
「な、何のことですか?」
「とりあえず、僕は男の制服を着るからね」
「それだと拙いだろ」
「え?」
「人間の男が魔法を使ったら大騒ぎになりますから」
「なら女の格好をしろってこと?」
そうなりますね
「だが魔道学園は全寮制だ、ばれるかもしれないぞ」
「どうするのさ、結局大騒ぎになるじゃないか!!」
「なら神力を使えば怪しまれません」
「それだと天照か素戔嗚のどちらかしか使えないからきついだろ」
「そうだね、二つの神力の同調率が100%なことがばれるから一つしか使えないね」
ならどうすれば
「魔道具を使うのはどうだ?」
「何かあった時に魔法を使ったら拙いかもしれないよ?」
「中級魔法しか使えないときついですからね」
「ならどうする?もう何もないぞ?」
入学するのをやめるしかないですね
「もうばらせばいいじゃないか」
「え?」
「いきなりなんだ裏」
「もうばらしても問題ないだろ?騒いだところであまり派手なことはしてこないだろ」
「何でですか?」
「そんな珍しい力を持っている人間に手荒なことはしにくいだろ?」
確かにそうですが
「だがもし手荒なことをしてきたら?」
「そんな奴は倒せばいい」
「ハァ、まあいいか」
いいんですか!?
北の国トール side?
「そろそろあの三柱と裏も動き出しますね」
それにあの女も
「だけど、あの五人との戦いまでに間に合うかな?」
楽しみだね




