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二人の自分と三柱の神を宿す少年  作者: 独り言
第1章~ギルドで修業~
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雷神

もう…ゴールしてもいいよね?

ギルド side桜


「本当に大丈夫なの?」


「大丈夫だよ」


何度同じことを聞くのさ


「待ち合わせって言ってたけど、誰を待つの?それと契約して」


「零って言うSSランカーで、僕の親だよ、契約は駄目」


まだ諦めないのかな?そろそろしつこい


「おう、久しぶりに来たが、やっぱり人が多いな」


「何しに来たのよ、SSSランクになったら来ないって言ってたのは誰?」


「ある噂を聞いてな」


あ……もう嫌な予感しかしない


「ここに最年少でSSランクに登り詰めた天使(・・)っていう二つ名を持っている奴の話が有ってな」


「あ~確か」


最年少って絶対に僕のことだよね?天使って何?ていうか神無月さん気付いて!!それ絶対話だけでは済まないから!!


「…………(チラッ)」


よしこっち見た!!今の僕の立場はわかっているよね?


「あそこにいる女の子が天使よ」


なんでそうなるの~~~!?


「……なんであの女と見つめあっているの?」


「頼むから気付いてよ、僕がピンチなのになんで君も加わるの?」


「お前が天使か」


もう終わった……


「お前人間じゃないな」


「へ?僕は人間だよ?」


「お前の隣のSSランカーに行っているんだ」


隣?……雅のこと?どうしてそうなるの?もっとめんどくさくなった~


「確か伝説の天竜も金色だったな面白い、契約していないようだから俺直々に契約してやるから感謝しろ」


何このおじさん、すっごく上からものを言うな、ここで僕がSSランクだって知ったらどうなるんだろう


「桜~迎えに来たぞ~」


何でここで来ちゃうのかな?そんなに僕を修羅場の中心にしたいの?


「魔眼の魔女か、どうしてここに?」


「その呼び方を今すぐにやめろ、私の子供を迎えに来たんだ」


「子供?ここに預けていたのか?」


「いや、修業させていた」


「ほう」


零もうやめて、それ以上言ったらさすがにヤバいから!!


「そこにいる銀髪の子だ、SSランクになるまで修業させていた」


「は?」


終わった……始まる前に終わった


「じゃあお前がSSランカーの天使か?」


「すみませんまず、天使ってどういうことですか?」


「ランクアップ試験の時に天使のような姿を見せたとかなんとか」


「それは……」


絶対に僕だ


「とりあえず離してよ!!」


「コイツとはどういう関係だ?」


「知り合い以上、契約者以下ですかね?」


「なら契約しても問題ないな」


「嫌だよ、私は桜と契約する」


まだ言っているんだ


「別にいいじゃねぇか、俺はそいつよりも強い、俺と契約できることをもっと喜べよ」


「嫌だ!!」


「はっ威勢がいいな、調教のし甲斐がある」


「お前みたいなやつと契約するくらいなら、死んでやる!!私は自由なんだ!!」


なんでそんなにこだわるのかな?


「それなら無理やり契約(・・・・・・)してやるよ」


「っ!!」


この人今なんて?無理やり?また同じことを雅にするの?それは……それだけは


「駄目だよ」


「は?」


「無理やり契約するなら僕が契約する、もう、繰り返させない」


「桜」


「よく言うぜ、あんなこと言われても契約しなかった奴が急に出てくるな」


「僕は雅を自由にするつもりだったから契約しなかった、でもあなたが無理やり契約する気なら止めるだけだよ」


「俺はSSSランカーの雷神だぞ?そんなことを言っていると痛い目を見るぞ?」


「どうでもいいよ」


「ほう、なら勝負だ」


「勝負?」


「勝った方が天竜を手に入れる簡単なルールだ」


確かに簡単だね


「いいよ、潰してあげる」

そろそろ、1章が終わります

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