試験の後
タイトルが思いつかないです
ギルド side桜
「私と契約してよ」
「無理だって」
もう何回目だろう、この会話
今ギルドに入ってきた人なんか絶対今の状況はわからないよね
この子の名前は雅、試験の時の天竜なんだけど
「私を手に入れるってあなたが言ったのよ?」
「確かに言ったけど……」
僕と契約しようとしてくる状況になっている
「なんかすごく疲れているから宿屋に行きたいんだけど」
「じゃあ私も行くよ」
「君は自由なんだから、僕について来る必要はないよ?」
「自由ならついて行ってもいいでしょ?」
上げ足取られた、とりあえずSSランクには到達したから、後は零が来るのを待つだけだね
「………今、私以外の女のこと考えた?」
「へ?(ゾクッ)」
「それは桜の自由だけど、私のことを忘れないでね?」
「う、うん」
あれ?今口に出してないよね?疲れているのかな?
城下町 side桜
「契約してよ」
「駄目だよ」
「ぶ~」
「そんな顔しても駄目」
「ぬ~ん」
「そんな顔してもdなにその顔!?」
そろそろ宿屋に着くけど……この子どうしよう
「契約しないと許さないぞ♪」
「可愛く言っても駄目」
「契約しないと殺しちゃうぞ♪」
「それって契約しないって言って殺されたら本末転倒じゃない?」
「契約してよ~」
何回言わせるんだろう
「そろそろ宿に着くから君は帰りなよ」
「何処に?」
「家に帰りなっt「家なんてないよ?」…………宿に泊まろうか」
何もないことを祈ろう
宿屋 side雅
やっぱり桜は優しい、普通なら野宿か別の部屋に泊まらせる、でも桜は自分の部屋に泊まらせた、普通は悪人ならそうはしない、桜は悪人(笑)だよ
そして優しいと同時にどこか儚げ、その優しさは、無意識なその優しさは何時か裏切られたときに脆く崩れる
でも安心して
「たとえ世界があなたを否定しても、私はあなたを愛し、信じ続ける」
死ぬこととなっても
城下町 side?
「遂に見つけた」
あの女がいるからSSランクにはなれたのね、でも
「私のことは覚えてないはず」
だってアイツが私の記憶を渡すわけがない
それでも、私はあなたを救って見せる
「待っていてね、桜」
まず一言、どうしてこうなった(( ;゜Д゜))
言ってませんでしたが、ヒロインは七人の予定です
それと第1章では二人のヒロインが登場します




