神
明日は更新できそうにないので、今日二話投稿します
魔神の森 side零
「何だと?」
「桜君?」
何だ?裏ではない?それに辺り一面に舞っている花は………菊?
「本当に滑稽ね、確かに魔神の力を使えばその程度は簡単だろうけど、そんな力があなた程度に使いこなせると思っているの?」
「何だと?」
「そのままの意味よ、そんな力を使ったらあなたは確実に死ぬわ」
「何を言っているんだお前は!!お前は何を知っていると言うんだ!!」
「私は神よ?そんなことくらいは知っているに決まっているでしょう」
「神……だと?」
神力か?確かに桜の姿が変わっている、眼と髪はオレンジ色に、服はオレンジを基調とした巫女服に、そして何より胸がある
「魔法が使えて、神力まで持っているお前に、力を持たない者の何が分かる!!たとえ無茶だとしても、たとえ罪を犯そうとも、たとえ禁忌に触れようとも、このふざけた世界を変えて平等にしようと思っている俺の何が分かるんだ!!」
「知らないわよそんなこと」
「は?」
((意外にもバッサリといくんだな/いくのね))
「もともと神はその力を持っているから持っていない者のことを全て知ることなんかできないじゃない、それに男が全て負け組なわけじゃないのに勝手すぎるのよ」
「それでも負け組の方が多いのが現状だろ!?」
「そうね、でも知らないと言っているでしょう?それに私が出てきたのはそんなことを聞くためじゃない、あなたが桜の魔力を奪ったせいで桜が苦しんだことに関して罰を与えに来たのよ」
なんか物凄い自分勝手な神だな
「ただで罰なんか受けるかよ、『サンダーバレット』」
いやいや神力を持つ者に初級魔法なんて効くわけないだろ、バカなのか?
「効かないわよ『八咫鏡』」
「な!!跳ね返った!?ぐあっ」
「天照である私の持つ八咫鏡は、あらゆる魔法を跳ね返す力を持っているわ、とりあえず喰らいなさい『サンシャインインフェルノ』」
「ぎゃぁぁぁぁぁぁ」
何だろう、物凄いオーバーキルな気がする
「とりあえず天照って言ってたし、髪とか色が変わっている所を見ると本当に神力みたいね」
「もう何があっても驚かない」
魔神の森 side桜
「ぅ、、ううん……あれ?零?それと知らない女の人?」
「気が付いたか桜(あの神勝手に戻りやがって、自分勝手すぎるだろ)」
「し、知らないって、教えてなかったかしら」
教えてもらった記憶はないと思うんだけど、ていうか
「ここどこ?二人とも何しているの?」
「いや、お前は気にしなくていい、とりあえず一度ギルドn「逃げんじゃねぇよ」まだ諦めてないのかお前は」
「しつこ過ぎるわね」
「諦めるかよ、お前らから見たら狂人かもしれないけどな、俺が諦めたら今までの努力が無駄になるんだよ、俺はこれからも続けるぜ?たとえ殺しをしても、死ぬこととなってもこの研究は続ける」
「ならここで殺すまでだ」
「殺す?やれるもんならやってみろ!!だがそれは俺がそこの餓鬼を殺そうとしたのと同じだろ?」
「違う、お前のは罪だ」
「ならお前のは正義か?違うだろ罪も正義も、善も悪も、結局はその者の主観で決まっているんだよ!!結局力がない者が裁かれるんだよ!!それを本当に正義と言えるか?」
「そんなことどうでもいいよ」
「あ?」
「「桜(君)?」」
話を聞いてる感じだとそんなことどうでもいいよ、だって
「死んだらそんなこと言えないでしょ?」
「俺を殺すか?俺を悪役にして殺すか?子供だからわかってねぇかもしれねぇが、お前はそれが正義だと言えるのか?」
あなたが悪役?僕が正義?違うよ
「あなたは悪くない」
「は?」
「弱き者を助けるために何かをしようと頑張るあなたは悪くないよ、それにたとえあなたが悪でも、僕にあなたを裁く権利はない、だから悪いのは僕だ、本当の悪は………僕だ」
「意味がわかんねぇよ!!結局何が言いたいんだ!!」
何が言いたいか?そんなのは決まってんだろ
「お前は英雄になり損ねたまま、死ねってことだよ『ロックプレス』『グラビティ』」
「n」グシャッ
あの神も殺しておけよ、コイツの親を殺した時の記憶を消した意味なくなるじゃねぇか
桜が大人すぎないか?と思った方がいるかもしれませんが、ちゃんと理由はあります




