お約束
今回ある場所に行きます、そこで修業を開始しますが……まあお約束です
零の家 side零
「突然だが、桜をギルドに連れて行こうと思う」
「へ?」
「「?」」
「だから桜を「聞こえてますよ!?」そうか」
聞こえているならそんな反応をしないでほしいな
「なんで急にそんなことを?」
「桜に実戦経験をつけようと思ってな」
「幾らなんでも早すぎます!!こんな早くからギルドなんて無茶です!!」
「ちょっと待って、僕はギルドが何かわかってないんだよ?本人が分からない状態で話を進めないでよ」
そう言えば説明なんてしてないな、いきなり切り出さなければよかったか
「ギルドというのはその国や地域に存在する施設のことだ、その施設には色々な依頼が集まってくるんだ、その依頼を達成すれば報酬がもらえる」
「誰でも依頼はできるの?」
「いや、依頼にランクがあって、そのランクに達している者しか受けれない、後ギルドに登録してないと受けれないな」
「ランク?」
「ああ、ランクは依頼を達成すれば上がっていく、F、E、D、C、B、A、S、SS、SSSの順に上がっていく、お前はこのSSランクになるまでギルドで修業するんだ」
「待ってください!!SSランクになるには早くても三年かかります!!そんな無茶な条件を五歳の子供ができるわけ「僕やるよ」桜さん!?」
「本人がやるっていているんだあきらめろ」
「?」
桜華が未だに話に付いていけてないが、まぁ良いか
東の国サンドラ side桜
「そう言えば桜はここに来たことはなかったな」
「………そうだね」
「どうした?元気がないぞ?初めての町なんだからもっと喜ぶと思っていたのに」
うん、嬉しいよ?初めて見る町、初めて見る店、初めて見る城、初めて見る人々、とっても楽しい、けど
「この服はさすがに酷いよ!!」
「何故だ?とっても可愛いぞ?その白のワンピース」
いや、それって女の子が着るやつでしょ!!なんで僕が着てるのさ
「もっと動きやすいのが良いのか?」
「違うよ、女の子の服を着せられたことが不服なんだよ」
「そうしないとお前が魔法を使ったら大騒ぎになるだろ?」
「そうだけど………これ凄い恥ずかしい///」
「まぁ慣れれば問題ないだろ、着いたぞここがギルドだ」
え?結構大きい、って勝手に入っていいの?
「零ちゃん久しぶり~」
「何で待ち構えているんだお前は」
この人誰?耳が長いからエルフ?
「この子誰?あなた結婚してた?」
「いや、結婚はしていない」
「ふ~ん、それで何しに来たの?また依頼を受けにきた?SSランクの魔眼の魔女さん」
魔眼の魔女?ていうか零ってSSランク!?
「その呼び方はやめてくれ、この子をギルドで修業させようと思ってな」
「その年で?まぁいいけど」
「ちょっと待てよ」
「何だ、文句でもあるか?Aランクの雑魚」
「雑魚じゃねぇ!!こんな餓鬼が戦えるわけねぇだろ、舐めてんのか!!」
やっぱりそうなりますよね、零はどうするのかな?
「じゃあ戦ってみればいいじゃない」
「「え?」」
何言ってるのこの女の人!?ていうか何で零も驚いてないのさ!?わかってたの?
「Aランクのお前に勝てば納得するか?」
「別にいいぜ、負けても文句言うなよ?」
なんでいつも僕は置いて行かれるの~?
修業と言ったらギルド、ギルドと言ったら最初に絡んでくる人です
まあ負けませんけどね




