プロローグ
side三人称
「だめよ!!そんな力を使ったらあなたが!!」
「そうです●●様、そんな器では力が暴走して死んでしまいます!!」
「〇先輩、やめてください!!(ポロポロ)」
「やめて〇!!あなたがこれ以上苦しむ必要なんて……(ポロポロ)」
叫ぶ少女、泣く少女、そして周りにいる人、その全員が、中心にいる少年を見ていた
「だめだよ、それだとみんなが傷ついちゃう。そうなるくらいなら、僕はこの力を使う。それに……」
少年は振り向く、その顔は、
「僕みたいな悪人が誰かのために死ねるなら、とっても幸せだよ(ニコッ)」
笑顔だった
その言葉の後、少年を黒い何かが包んだ
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「なんでこんなことをするの!!どうしていつもあなたは、私たちのために自分を捨てるの!?(ポロポロ)」
「泣かないでよお姉ちゃん。僕は自分のために戦っているってさっき言ったでしょ?泣く必要なんてないよ。それに………………みんなすぐに僕のことを忘れちゃうから(ニコッ)」
笑いながらそう言う少年の周りでは、多くの人が泣いていた
その中に一人、
「あぁ、また救えなかった」ボソッ
ある少女がそう呟いた
初投稿です。なのでいろいろとおかしい部分があると思いますので、何かあったら感想で教えてください。