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第10話:マジカル☆ライトニング炸裂!

 意味不明な展開に総崩れになりそうな警官隊。

 しかし、強靭な意志とゆるぎない正義感で立ち上がった男がいた。

「みんな落ち着け! 俺達は市民を守る警察なんだ!」

 山田巡査部長は思考停止状態におちいった仲間達を鼓舞し、態勢を立て直してマジカル☆ポエミィに対峙した。


 警官達が団結を取り戻した頃、マジカル☆ポエミィは屈強な肉体を駆使して何かの踊りを踊っていた。

 腕が舞うたびに風を切ってブオンと唸り、足が振り回されるたびに地面が振動して警官達をひるませた。

「我が真の力を見せてやろう」

 マジカル☆ポエミィはそう呟くと、新☆マジカル☆ステッキ(サイドブレーキレバー)を自らの肩に突き刺した。

「天雷よ来たれ! 今こそ真の力目覚めよ!」

 マジカル☆ポエミィが叫ぶと同時に、空を覆う黒雲から雷鳴が轟き、特大の雷が大気を引き裂いて落下、山田巡査部長に命中した。

 真の力が目覚めた山田巡査部長は、額から春の芽吹きのように角が生え、肌は恋する乙女の頬のように赤く染まり、身体はダンプカー並に巨大化した。


 山田巡査部長(元)は雄叫びをあげると、近くにあったパトカーを掴んでは放り投げ、掴んでは放り投げてさあ大変。

 あまりのことに警官達は恐慌に陥り、無闇に銃を乱射。

 流れ弾で怪我をしたり、流れパトカーで大怪我をしたりと現場は収集不能の大混乱に陥った。


 一方その頃、ショックで病院に担ぎ込まれていた三田義之(59)の元に三田豪三郎(81歳。自力で帰還)と3年前に逝去したはずの三田千代子(三田豪三郎の妻。享年75)がお見舞いに訪問。

 あまりのことに心臓がビックリした三田義之(59)は集中治療室へと運び込まれるのであった。

 大ピンチ。

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