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ジョージは魔法の使い方を間違っていた!? 〜ダンジョン調査から始まる波瀾万丈の人生〜【文庫本発売中】  作者: 葉暮銀
新しい時代

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瞑想の手助け

 俺のシーファへの指導を周囲は完全に無視をしていた。

 しかし明らかに魔力の乱れが生じている。


 まぁ当たり前だよね。

 それにしても、自分の中で指導という理由があれば抵抗なくシーファの桃色突起にも触れられたな。

 スミレはこの瞑想の時間は俺にとってのリハビリって説明してた。

 少しずつ色々試してみるかな。


 考え事をしていたら瞑想に四苦八苦しているポーラが目に入った。

 少し助言した方が良いかな。


 一番後ろで瞑想しているポーラに近づいて先程感じた違和感がわかった。

 俺は座禅を組んでいるポーラの目の前に移動する。

 俺の気配を感じたのかポーラが姿勢を正す。


 これは間違いない……。

 ポーラのお山の位置が上がっている……。


 ポーラがいくら童顔で若く見えると言っても、身体にはそれなりの歳を感じさせていた。

 顕著なのがやはり胸だろう。若い子とは違いどうしても下がってくる。

 しかし今目の前にあるポーラのお山はどう見ても20歳前半の胸の位置だ。


 エクス帝国魔導団第三隊に所属していた時に、オッ◯ブにて数多くのお山を堪能してきたお山評論家の俺が感じるんだから間違いない。


 これは確かめる必要があるな……。

 ついでに指導もするか。

 いや間違えた。指導のついでに確かめよう。


 俺はポーラの背後に回った。


「なかなか感覚が掴めないかな?」


「はい。何となくは自分の魔力はわかるのですが、それを外に展開するのが難しいです」


 瞑想を中断し、振り返るポーラ。


「それじゃ手助けするよ。瞑想を開始して」


 俺の言葉に素直に従うポーラ。

 俺は座禅をしてきるポーラを後ろから抱えるように腕を回し、ポーラの臍の下に手のひらを当てる。


「基本はここに魔力が溜まるんだ。それは掴めているよね」


「はい……」


 恥ずかしそうな声を上げるポーラ。

 耳が赤くなり首筋からポーラの良い香りがしてくる。


「俺の手に集中して。まずはこの魔力を身体の中心を通して胸の真ん中に上げていく」


 俺は両の手のひらをゆっくりと肌を撫でながら臍の下が胸の真ん中に移動させる。

 身体が軽く震えるポーラ。


「少し緊張しているかな? 魔力操作には過度な緊張は厳禁だよ。落ち着くまでゆっくりとやるから安心してね」


 俺はもう一度、臍の下まで手のひらを動かし、再度胸の真ん中に移動させる。ポーラが慣れるまで数回往復させた。

 きめ細かい肌の感触に驚く。これで39歳!?


「緊張を解いて、俺の手のひらに集中して。その手のひらに魔力を移動させるようにするんだ」


 俺は背後から赤くなったポーラの耳に囁きかける。

 恥ずかしそうに頷くポーラ。


「だいぶコツが掴めたようだね。次に臍の下から胸の真ん中に上げた魔力を周囲に広げていく。まずは噴水のイメージかな。臍の下から噴き上がった魔力を胸の中心を頂点にして周囲に広げる。このように……」


 俺は胸の中心においた手のひらを左右にゆっくりと広げる。

 身体を固くするポーラだが、俺の手のひらには柔らかさが広がった。


 これは間違いない……。

 この張りで30歳台はあり得ない。20歳台、それも前半の張りだ……。

 どういう事だ?

 俺のように不老になった? こんな拙い魔力操作じゃそれはないはずだ。


 俺は何度も何度もポーラのお山の柔らかさを堪能しながら考えにふけった。


 そして俺の深い思考を破ったのはオリビアの声だった。


「ジョージ様、既に瞑想の時間は終わりました。皆、大浴場に移動しましたよ。少し指導の熱が入り過ぎたようですね。母には少しキツい鍛錬になりましたな。私も体外魔法の魔力ソナーは苦手でして、明日は是非私にも指導をお願いできますか?」


 俺の腕の中には目が潤んで切なそうな顔のポーラがいた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 オリビアにポーラを任せて俺は大浴場に移動した。

 脱衣所では今日の専任侍女担当である第二分隊の3人が俺を待機している。

 この3人で既に朝の着替えをしてくれていた。

 第二分隊長であるエマが俺に気がつき笑顔をみせる。


「ジョージ様、髪や身体は洗いますか?」


「泡は立てなくて湯で汗を流す程度で良いかな。夜にお願い」


「かしこまりました。それと……」


 一瞬眼を伏せて、言い淀むエマ。

 しかしすぐに覚悟を決めたのか俺の眼を真っ直ぐ見つめて口火を切る。


「もし宜しければ私にも直接指導をお願いしたいのです。壁に当たっているようで、魔力ソナーの有効距離が頭打ちです。考え過ぎたようで以前よりも有効距離が短くなってしまっています。ジョージ様の慧眼(けいがん)でこの未熟な私を導いて欲しいのです」


「えっと……。指導と言われても……」


「できれば先程のポーラさんに行っていた指導をお願いします。まずは基本に立ち返ってみるのも良いかなって」


「いやいや、あれは魔術師だったら普通にできるでしょ。俺の補助はいらないよ」


「そんな事はございません! ジョージ様に触れられる事により、その部位をより一層意識できます。そしてジョージ様に触られながらも心を乱さない集中力の強化にも繋がります。一石二鳥です」


 エマは結構グイグイくるタイプだな。

 俺は結構流される性格をしている。それで断れる男を目指していたが、最近それも疲れてきていた。

 まぁエマの言い分も理解はできる。それに指導なら別に良いか。それに美女のエルフが自分から胸を揉みしだかれたいと言う頼みを断るのはおかしい。

 流れに身を任すか。


「それじゃ明日はエマの瞑想に付き合うよ。ただポーラの指導もしなくては駄目だから、空いている時間にね」


 俺はこの発言を後で深く後悔する事になる。

 横で聞いていた第二分隊の2人であるケリーとデリアが自分達も俺の指導を受けたいと言ってきた。

 できる範囲で構わないならと了承したら、それが他のエルフ達の耳にも入る。


 そして親衛隊の隊員全員が俺の指導を希望した。

 朝の瞑想時間の1時間では、さすがにそんな人数はは直接的な指導はできない。断ろうにもそんな事をすれば隊員間で軋轢が生じてしまう。既にそんな段階では無くなっている。


 どうするか困っていた時にスミレが助け船を出してくれた。

 スミレは毎週、休みの前の【白の日】を俺の直接的指導の日にすれば良いと提案する。


 親衛隊の隊員が27人、ポーラとオリビアを入れて29人。

 そしてスミレも立候補したので30人。

 1人15分として30人で7時間30分。

 確かに丸1日かかるな。


 俺は一も二もなくその提案に飛び付いた。

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