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ジョージは魔法の使い方を間違っていた!? 〜ダンジョン調査から始まる波瀾万丈の人生〜【文庫本発売中】  作者: 葉暮銀
新しい時代

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芸術の副産物

 新邸宅には俺もスミレも当たり前だが私室がある。夫婦の寝室もあるが、個別の寝室もある。

 それ以外に夫婦でゆったりできる手頃な大きさのリビングもあった。

 その夫婦専用のリビングでスミレは1人用ソファにゆったりと座りながら本を読んでいた。

 全裸で……。


「えっと……、なんで裸なの?」


「せっかくだから私もこのジョージ郷では皆んなに合わせようと思って。案外、開放感があって良いわよ。それに全裸健康法ってあるしね」


「そうなんだ。でも裸に特別感が無くなってしまうような気がするよ。それに俺は羞恥するスミレに興奮するんだけどな」


「ジョージの前だから裸になれるのよ。貴方には全てを曝け出しても問題が無いから。それにこのジョージ郷に入れるのは男性ではジョージだけよ。特別過ぎる扱いでしょ」


「そう言われればそうかな?」


「それにジョージを意識すると恥ずかしくなるわよ。今も私の裸を視姦しているでしょ。結構恥ずかしいんだけど……」


 スミレの全身の肌が少し紅潮している……。

 うん! これは良いな。


「これはこれで良いかもね。新しい発見だったよ」


 まだ日は高いが俺は紅潮したスミレを抱えて夫婦の寝室に連れ込んだ。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 スミレとの一戦を終え、俺とダンのお祝いが始まった。

 お祝いと言っても皆んなでバキの料理を食べるだけだけど。

 でもいつもの食事は俺はスミレと2人で食べている。使用人と一緒に食べるのはタブーなんだそうだ。

 今日はお祝いの為、そのタブーを取り払う事ができる。

 俺の挨拶とダンの挨拶が終わり、食事会が始まった。


 エヴィーは隅の方で大人しくしている。本当にスミレが怖いんだな。


 今日の俺の専任侍女の当番であるシーファとリナとリラはアルコールの入っていない飲み物を飲んでいた。

 俺の身体を洗うのに粗相があってはならないそうだ。

 俺は今日くらいは自分で洗うからとアルコールを勧めたが、自分達の楽しみを奪わないでくださいと涙目で訴えられたので引き下がった。


 そして最後にマリウスとナタリーの退職の挨拶があり、このお祝いは終了した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


「あぁ、本当にお酒を断って良かった……」


 シーファが俺の身体を洗いながら口にする。


「引き締まった身体の奥から濃密な魔力を感じます……」


 ロングヘアーのリナが甘い声を出す。、


「凄いです……。お昼の着替えではこんなに荒ぶっていませんでした。荒々しい魔力がビンビンに押し寄せてきます……」


 ショートカットのリラがため息をつく。


 軽くアルコールが入って、体内魔力の循環がいつもより勢いを増している。その影響なんだろうな。


 ほろ酔いがエルフホイホイの能力を遺憾なく発揮してしまったようだ。

 気がつくと専任侍女の当番でないエルフ達も俺を囲み出した。

 洗い場の椅子に座った状態の俺の目線は自然とエルフ達の秘所の高さになる。

 目を逸らそうにも完全に囲まれた状態で、直ぐに諦めた。

 当番以外のエルフ達は酔いが回っているようで、いつも以上に大胆になっている。

 好き勝手な感想を口にし出した。


「芸術的な裸です。いや神が作り出した至宝。いやジョージ様はもはや神です」


「尊いです。この魔力は尊いです……」


「もしかして屹立した物が荒々しい魔力とリンクしていませんか?」


「そうかもしれません……。雄々しさ全開の魔力に雄々しさ全開の生殖器……。究極の雄……。正に神の降臨……」


 俺の股間をいつも凝視しているシャーロットが拝み出したよ……。

 黙って聞いていたら好き勝手言いやがって。

 何が雄々しさ全開だよ。それに究極の雄って褒め言葉なのか?


 シーファが俺の目の前に移動し、俺を囲んでいたエルフ達に目で合図を送った。

 その合図を受け、俺を囲んでいたエルフ達が移動を開始する。

 そして凄まじい光景を俺は目にする事になる。


 俺の目の前で膝を付けているシーファ。

 そのシーファが視界の邪魔にならないようにシーファの右側に3人、左側にも3人が床に寝そべる。その一段上がエルフ達は屈み、その上が中腰の姿勢。ここまでで18人。そして残りの6人はその後ろから立って見ている。

 一糸も乱れぬその行動に軍人というものを見た。


 これはまさに俺の股間を見る為だけに考えられた陣形だ……。

 考え抜かれた陣形は美しい。

 例えそれが俺の股間を見る為のくだらないものだとしても。

 芸術だな……。


 俺は感嘆のため息を一つついた。

 こいつらはいつも俺をストリップ劇場の踊り子になった感覚にしてくるわ。


 でもこの芸術は思わぬ副産物を俺に与えていた。

 寝そべった状態のお山、屈んだ状態のお山、中腰の状態のお山、立っている状態のお山。

 お山の様々な顔を一望できる。お山の魅力をこれでもかと俺に提供していた。

 これはお山の百面相と名付けよう。


「それでは失礼致します」


 シーファが満を持して雄々しさ全開のモノにゆっくりと手を伸ばした。


 頭にはストリップ劇場で聞いた【踊り子に触れるのはご遠慮ください】のアナウンスが流れた。

 しかし俺は踊り子ではなく、上級貴族の当主で、シーファは俺の専任侍女だった。

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