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ジョージは魔法の使い方を間違っていた!? 〜ダンジョン調査から始まる波瀾万丈の人生〜【文庫本発売中】  作者: 葉暮銀
地位に求められるモノ

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鍛錬? リハビリ?

3月29日【白の日】


 朝の5時にスミレから起こされた。

 何故? どうして? スミレの瞑想は6時からでしょ?


 俺は寝惚(ねぼ)(まなこ)のままスミレに手を引かれて寝室から連れ出された。

 大浴場の隣りに併設されている大部屋から魔力反応を感じる。その大部屋は太陽光を取り入れるためのガラス張りだ。

 どうやらその部屋に向かっているようだ。

 スミレがその大部屋の扉を開けた時に一瞬で目が覚めた。


 全裸のエルフの背中がたくさん見える……。


「ジョージはこっちよ」


 唖然としていた俺を誘導するスミレ。

 エルフ達は全裸で座禅を組み瞑想している。

 これって……。

 親衛隊は先日と同じ三列横隊で並んでいた。その後ろにポーラとオリビアもいる。

 スミレはその集団と相対する位置で俺を止めた。


「今日よりこのメンバーで朝の瞑想をする事にしたのよ」


「えっと……。この瞑想は俺とスミレだけの秘密にするはずじゃ……」


「前はそう思っていたけど、状況が変わったわ。ジョージの縛鎖荊でね。レベル制限も取っ払ったしこの鍛錬も縛鎖荊を受けた人には解放した方がジョージの為になるもの」


 確かに反逆されないのならそうだよな……。


「少しでも彼女達には強くなってもらわないとね。それでジョージにも協力して欲しいのよ」


「協力?」


「ジョージの視線は女性に取って凶器よ。私は毎朝それを実感しているわ。その視線に晒されながら平常心を保ちながら魔力ソナーに集中するのは良い鍛錬になるはずよ」


 何それ!? どんなとんでも理論!?


「それに先日ジョージは瞑想中の私の胸を触ろうとしたでしょ?」


「えっと、スミレが魔力ソナーの200mの壁を破った朝だよね。もうしないよ」


「違うわよ。私以外の人なら触っても良いわ。これはジョージのリハビリも兼ねているの。性的衝動に素直になる為のリハビリね。だからここにいる専任侍女には触りたくなったらいくらでも触っても良いのよ」


 どんなリハビリやねん!

 それにしても息を吐く暇もなく矢継ぎ早に押し込んでくるなぁ……。

 そりゃそうか。ダンとスミレがタッグを組んで俺の下半身のコントロールをしようと本気になっているんだもんな。


「でもオリビアは俺の専任侍女じゃないでしょ?」


「オリビアも昨晩ジョージの専任侍女に立候補したわ。ダンがその場で許可しているから大丈夫よ」


 あぁ、そうですか……。


 スミレは俺に説明が終わると集団の前まで移動し、こちらを向いて座禅を組み出した。


 それにしても圧倒的な光景だよ……。


 スミレを入れて30人の美女が座禅を組んで瞑想をしている。それも全裸で……。

 60個のおっぱいが一目で確認できる。座禅を組んでいるため、秘所まで丸見えだ。

 そしてスミレ以外の女性は触りたい放題ときたもんだ。


 しかしガラス張りの部屋の為、朝日で部屋を明るくしている。健康的な裸だ……。

 淫靡な雰囲気を全く感じない。


 よし!


 俺も全裸になり一緒に瞑想を開始した。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


 開始30分程で集中力が切れてきたのか瞑想から脱落する者が出てくる。

 ポーラなんかは感覚が全然掴めないようで四苦八苦しているのを魔力から感じていた。オリビアも基本は騎士だから体外魔法の魔力ソナーは不得手の様子。


 それでも1時間集中を切らさなかったのは親衛隊隊長のシーファと副隊長のエマとシャーロットだ。第四分隊から第九分隊の隊長の6人も最後まで頑張っていたが最後に力尽きていた。


 それでも1時間の鍛錬の後は、俺とスミレ以外は皆んな疲れ果てた顔をしている。


「凄いですね。ジョージ様は全く疲れていないのですか?」


 親衛隊副隊長で第二分隊長のエマが話しかけてきた。全裸で。


「まぁ別になんて事ないよね。魔力ソナーは一日中展開しているからさ。慣れだよ、慣れ」


 同じく親衛隊副隊長で第三分隊長のシャーロットが賞賛の声を上げる。これまた裸で。


「ジョージ様の規格外の魔法技術には舌を巻きます。いったい限界はどこにあるのですか?」


「魔力ソナーの限界はどうなんだろうね。前にライドさんと調べた時は20kmまで問題なかったかな。でもあまりに遠くなりすぎると魔力ソナーは展開できるんだけど、認識がボヤけるんだよね」


 騒つく親衛隊の隊員達。当然裸で。


「20kmって……」


「あり得ない……。嘘ではないのか?」


「いや具体的過ぎる……。それにそんな嘘をついても意味がない」


「あの神速のアイシクルアローを見ただろ。魔力ソナー20kmもジョージ様ならあり得る話だ」


「神の領域……。いや神を凌駕している……」


 呆然としている親衛隊の囲みを抜け、俺はポーラの所に駆け寄った。


「おはよう、ポーラ。良く頑張っていたね」


「おはようございます、ジョージ様。私なりに頑張ってみたのですが、全然感覚が掴めませんでした……」


 いつも明るい笑顔のポーラが少し落ち込んだ顔をする。やっぱり裸で。


「気にしなくても大丈夫だよ。魔力ソナーはコツを掴むのが大変なんだ。なかなかコツを掴めない人もいるから。でも努力した時間は何かしらの力に変わっているはずだ」


「ありがとうございます。一つ一つスミレ様を見習って頑張ってみますね」


 ポーラの顔が幾分明るく変わった。


「全く体外魔法など、ちまちまして(しょう)に合わんわ。母さんも体内魔法を鍛錬しよう! そうすれば全てが解決する!」


 オリビアは騎士団気質全開の意見を言う。こちらも裸で。


「全ては解決しないけど、それも一つの手だよね。どうしても得手不得手があるからさ」


 それからそのまま隣りの大浴場に移動する。

 朝風呂も良いもんだ。

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