マッチ売りの中年女性
またつまらないものを、作ってしまった
( ・`д・´)
すきま風に誘われ
近くの河原までやって来た
いざこの寒さに晒されたら
皮膚が固まり手足が震える
これではまるで乞食のようだ
マッチ売りの少女を知ってるだろうか
私はその少女に憧れている
原典は知らない
読んだこともない
只人伝から聞いただけ
なのにその少女に憧れる
幸せに死ねた少女
飢えに苦しみ
社会に哀しみ
寒さに耐えた
少女
そんな
少女の希望
マッチに灯る仄かな希望
それは集まれば実に幸せで豊かな妄想を見せてくれた
私は憧れる
幸せな妄想の中死ねた少女に
幸せだと思える心を持つ少女に
憧れる
楽に死にたい
そんな一心で生きてきた
それに気づいたのはいつのことやら
少女の内に死ねた少女を羨望する
もうは私は汚れている
社会に疲れ
人の闇を見て
希望の単純さを知って
純な心ではなくなった
ああ、これでは
死ねない
幸せに死ねない
悲劇は嫌いだ
喜劇が好きだ
複雑なものは嫌いだ
単純なものが好きだ
だけど
悲劇は結局は喜劇で
複雑さは結局は単純さの集まりで
つまりは、、、
無垢でいたい
穢れを知らぬ
少女でいたい
物語の中の少女でありたい
悲劇的で喜劇的な少女でいたい
死ぬときに
ああ、幸せだと
嘘でも偽りでも
そう、心底思える死に方をしたい
だからだろうか
いつも私のジーンズのポケットにはマッチがある
何時間たっただろうか
お腹が空いた
マッチを灯す
そのマッチを河原の草原に投げた
マッチを灯し
また投げる
投げて投げて投げる
パチパチという音を聞きながら
伝わる熱を感じながら
どのような幸せでいようか考える
結局私は焼死体にはならなかった
続かない( ̄ー ̄)