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730話

 氷の鳥達のを周囲に飛ばし、方位磁石を頼りにしてかなりの時間、死の森の内部を歩き回っていたのだが、これといってダンジョンのダの字も見当たらなかった。


 ちなみに今の今まで死の森の中を歩き回っていても魔物に一度も襲われていないので、今のところは快適な調査環境となっていたりする。


 正直なところ今回はライラと共に行動しているので、自身が身に纏っている外套の認識阻害があまり機能せず、もっと魔物達に襲われると思っていたのだが、今の時点で襲われていないというのは何とも意外な結果と言えるだろうか。


 まぁ今のところ襲われていないとはいえ、気を抜いて調査をしていると、碌なことにならない未来が想像しなくとも出来るため、再度気を引き締めて調査をするべきである。


 そんなこんなで死の森の中を歩き続けてはいるのだが、景色は何一つ変わらないため、なんとも退屈なものであったりする。


 そのため、周囲に気を張りながらあれやこれやとライラと話をして時間を潰していたのだが、流石に話題も尽きてきたところ。


「それにしても時間が結構経ちましたけど今は何時くらいなんでしょうか〜?」


 するとライラから今の時間帯はどんなものか?と聞かれたため、真上を見てみるも、木々が鬱蒼と生い茂っており、太陽の位置が見えず、今の時間帯が検討もつかなかった。


「今か...えっーっと...こんな時間だな」


 ということで、コウは収納の指輪の中から今度は時間が分かる時計を取り出し、見てみると、針は昼を過ぎておやつの時間を指しており、ライラに見えるように見せていく。


「あら~もうそんな時間ですか〜野営はどうします〜?森から出ますか〜?」


 安全牌を取るのであれば、死の森から出た場所で野営をするのが1番ではあるのだが、コウとしてはハイドと共に生活していた生家へ向かいたいので、出来ればここから引き返すようなことはしたくない。


「いや...魔物避けの魔道具もあるしそれを使って野営するか」


「キュ!」


 一応、死の森の中でも前層付近の場所であり、結界を作り出すことが出来る魔道具を使えば魔物除けとなるため、ここらで野営をしてもなんら問題ないと思われる。


 まぁ他の冒険者達が野営をどうするのかは分からないが、何かしらの方法で各々は対策しているだろうか。


「そういえばそんな魔道具持ってましたね~場所はどうします~?」


 しかし野営をするのであれば、四方を囲まれた場所のが安心感があるのだが、残念ながら周りを見ても太い幹を持つ木々しか生えていなかったりする。


「出来れば四方が囲まれてる場所がいいけど...まぁそこの木の陰にでもするか」


 とはいえ、今から安心感のありそうな場所を探したとしても、こんな森の中では中々に見つからず、無駄に時間を消化してしまう可能性が高いため、ここは周りにある太い幹を持つ木々の影となっている場所で魔道具を使用すれば問題ない筈だと思い、早々に野営の場所を決めていくことにした。


 そしてコウは真っ暗な夜になってしまう前に手早く収納の指輪の中から野営に必要な道具や魔物避けとなる魔道具を取り出し、ライラと協力しながらせっせと準備をしていく。


「ふぅ~なんとか間に合いましたね~」


「早めに気づけてよかったな」


「キュイ!」


 そんなこんなで準備をしていると、いつの間にか真っ暗な夜となってしまっていたのだが、早めに判断をしたということもあって、なんとか野営の準備は整うこととなり、ようやく落ち着けると言ったところだろうか。


(そろそろ自分のことについてライラに話さないとな...)


 しかし未だに自身の事について何もライラへ話していないので、そろそろ話をしないとなと思いつつ、コウは夕食の準備をしていくことにするのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分9月23日or24日になりますのでよろしくお願いします。

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