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615話

 冒険者ギルドのギルドマスターであるジールに新たなダンジョンが出来たことと、アインという魔族がローランを襲撃しようとしていたのを防いだことを伝えてから約1週間の時が流れることとなる。


 あれからというものローランの領主であるニコルや魔族討伐隊のリーダーのディーンと冒険者ギルドは手を組み、大規模なダンジョンの調査を行ったようだ。


 勿論、コウにも話を聞かせて欲しいという声をジールから掛けられたため、快く承諾し、ギルドマスター室にてダンジョンの内部の情報などを伝えることとなった。


 またその際にはついでとして回収していた冒険者達の遺品を渡していたり、調査の依頼の報酬などを受け取ったり、はたまた(おおやけ)には話すことが出来ない魔族の話についてなどもした。


 さて...そんな出来事があったりしてようやく落ち着いた時間を取り戻したコウ達が現在いる場所は王都。


「王都についたな」


「ディーンさんを送った時以来ですね〜」


「キュイ!」


 王都まで何しに来たのかというと、白薔薇騎士団の団長であるイザベルにコウ達は会いに来たのだ。


 まぁ正確には会いに来たというよりも招待されたが正しく、ダンジョンの説明のために冒険者ギルドへ立ち寄った際、コウ宛にイザベルから招待の手紙が届いていた。


 そんな手紙の内容としてはコウ達は元気なのか?久しぶりに会ってお茶はどうか?などの日常的なものであり、ここ1週間は色々と忙しかったため、休息日としてイザベルからの誘いを受けることにしたのだ。


 そして騒がしい王都内を歩き、白薔薇騎士団が拠点としている屋敷が見えてきた訳なのだが、入り口である門前にはいつも立っている筈の男勝りの門番であるミルサはおらず、代わりとしてなのか、以前出会ったある新人が門番のように立っているではないか。


「あ!あんたは!」


「おっ...ミルサに怒られてた奴だ」


「誰が怒られてた奴ですって!?それに私にはアリサっていう名前があるのよ!」


 どうやら以前、ミルサに説教され、反省中という文字の書かれた看板を持たされていた女性はアリサという名前らしい。


 それにしても何だかツンケンとした雰囲気は最初に出会ったエリスを思い出さされる。


「悪い悪い。で...ミルサはいないのか?」


「ミルサお姉様なら今日はお休みよ!」


 とりあえず軽く謝罪をしつつ、肝心のミルサは今日いないのかと聞いてみると、休みの日のようで、残念ながらいないとのこと。


 ミルサが門番として立ってくれていれば、顔パスで敷地内に入ることが出来るため、色々と楽ではあるのだが、今回はチェックの厳しそうなアリサということで、そう簡単に敷地内へ入ることは出来なさそうだろうか。


「そうなのか。まぁいつもいるから休みぐらい欲しいもんな...とりあえず門開けて貰ってもいいか?これ招待状な」


 そのため、コウは目の前のアリサにイザベルからの手紙に同封してあった招待状を手渡しながら門を開けて欲しいとお願いしていくことにした。


「う~ん...本物のようね...」


「本物に決まってるだろ...」


「もう!しょうがないわね!通っていいわよ!」


 そしてコウから招待状を手渡されたアリサは何度も何度もじっくりと確認しだし、押印の部分を見て本物だと分かると、嫌そうな表情を浮かべながら渋々、屋敷の敷地内に入れるよう固く閉ざされていた門を開き出した。


「ありがとうございます~!」


「キュ!」


「ありがとな」


 こうして無事に固く閉ざされていた門が開き、屋敷の敷地内に入ることが出来るようになったコウ達はお礼を伝えつつ、門を通り抜けると、今度は広い敷地内を歩くこととなるのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分10月17日になりますのでよろしくお願いします。

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