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602話

「どれどれ...?」


 さて...コウはサーラから目の前に出された3枚の依頼書に書かれている内容を確認していくため、1枚の依頼書を手に取ると、じっくり目に通し始めた。


 まずコウが手にした1枚目の依頼書の内容はどんなものかというと、どうやら商人の護衛のようであり、衣服の街と呼ばれているルガルへ向かうのに護衛が欲しいらしい。


 そんな依頼の報酬は商人からの依頼ということもあってか申し分ないくらいには多いものとなっており、ルガルまでの旅に関しても食事から宿の何から何まで負担すると書かれているため、そこらの冒険者達からしてみれば、かなり美味しい依頼と言えるだろうか。


「うーん...でもルガルまで行きたくないし長い間拘束はされたくないなぁ...」


「出来れば短期間が良いですよね〜」


「キュ~」


 しかしルガルへの滞在期間が長いという一文も添えられており、長い間拘束されたくはないということで、残念ながら護衛の依頼はコウ達の選択肢から外されることとなった。


「次はこれか」


 そのため、コウは残り2枚の依頼書のうち1枚を手に取って内容を確認し出したのだが、次の依頼書にはインビジブルスネークの討伐と書かれていた。


 インビジブルスネークとは5~6mの大きさでガラスの工芸品で出来たような分厚い鱗を持つ、Bランクの魔物であり、コウ達は以前倒したこともあるのだが、周囲の景色と同化するため、探しづらい魔物だったりする。


「うーん...これも微妙だなぁ...」


「探しづらい魔物ですもんね〜...」


「キュ〜...」


 先程の依頼と違ってそこまで拘束されるような依頼ではなく、魔物を倒すだけで気楽だと言えるものなのだが、探す手間を考えるのであれば面倒な部類ではあるし、何よりも書かれている報酬がかなり少ないため、これもまた微妙な依頼と言えるということで、選ぶことはしなかった。


「次が最後か...」


 そして最後の依頼書はは洞窟の調査と一言だけ書かれていたものだった。


 何処の洞窟の調査なのかと思い、詳しい内容について見てみると、それはローランから少し離れた場所で、いつの間にか小さな洞窟が新たに作り出されたらしい。


 そんな小さな洞窟へ高ランクではないが、それなりに経験を積んだ冒険者達が調査に向かったようなのだが、暫くしても調査から帰ってくる気配が一向にないとのこと。


 ということで、その小さな洞窟へ向かった冒険者達の身に何が起こったのか調査をし、冒険者達が無事であるのならば、助け出して欲しいといった冒険者ギルド側からの依頼であった。


 そんな依頼の報酬を見てみると、それなりに高い報酬が設定されており、ローランからあまり遠くはないので、この依頼はコウ達にとって悪くないものといえる。


「これいいな。ライラはどう思う?」


「私も悪くないと思いますよ〜。ここから近いですし〜」


 今回は1人で依頼を受ける訳でもないということで、隣にいるライラにこの依頼はどうか?と意見を聞いてみると、コウと同じ悪くない評価であり、この依頼を受けることには賛成な様子。


「じゃあこれにしようかな?」


「了解しました。では処理しますので少し待って下さいねー」


 そのため、コウ達はこの依頼を受けることやに決めると、そのままサーラへ依頼書を手渡し、承認をしてもらうこととした。


 そして依頼書を承認してもらうと、今度はサーラから依頼を受けたという証明書と目的の場所が描かれた簡易の地図を手渡されたので、コウは無くしたりしないように収納の指輪の中へ仕舞い込んでいく。


「じゃあさっそく行くか」


「キュ!」


「何だか久々にコウさん達と一緒に依頼です〜」


「皆さん気をつけて下さいねー!」


 ということで、新たな依頼を受けることとなったコウ達はサーラに見送られながら冒険者ギルドを出ていくと、目的の場所である小さな洞窟へ早速向かうことにするのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分9月18日になりましたのでよろしくお願いします。

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