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583話

「おっ...ローランが見えてきたな」


「早く王都を出た甲斐がありましたね~」


「キュ!」


 さて...コウ達はというと夜明けぐらいに王都を出発したということで、太陽が空の真上に到達する前にはローランに到着することとなった。


 流石に夜明けぐらいに出発したため、馬車の揺れによって睡魔に誘われて寝てしまったりしていたのだが、旅の途中は魔物や盗賊などに襲われることはなく、平和だったのは運が良かったと言えるだろうか。


 そしてローランの城門を馬車はすんなりと通り抜け、御者へ事前に伝えていた通り、そのまま冒険者ギルドへと向かってくれた。


「ローランの冒険者ギルドへ到着致しました」


「あぁここまでありがとな」


「ありがとうございました~」


「キュイ~!」


 冒険者ギルドへ真っ先に向かった理由としては勿論、今回の依頼の報酬を受け取るためであり、ここまで馬車を動かしてくれた御者に御礼を伝えながら降りていくと、御者はペコリと一礼をして馬車はゆっくりと動き出し、そのままローランの街中へと消えていってしまった。


「じゃあ冒険者ギルドに入るか」


「そうですね~」


「キュ!」


 ということで、コウ達は冒険者ギルドの中へと入ることにしたのだが、今日も今日とて職員達は忙しそうに机の上に積み上げられた多くの書類を黙々と処理しており、静かな空間が作り出されていた。


 まぁ今のところ静かな空間も冒険者が戻ってくると、併設されている酒場などが騒がしくなるのだが、暫くの間はこのような状態が続くだろう。


 さて...そんな静かな空間となっている冒険者ギルド内に入ったコウ達は早速、依頼の達成報告と報酬を受け取るために受付へと向かおうとしたのだが、その途中で2階に続く階段をギルドマスターであるジールが丁度良いタイミングで降りてきた。


「おっ...お前さんら丁度良く帰ってきたようだな。ディザーの奴から聞いてるぞ」


 そしてジールはコウ達のことを見るや否や、声を掛けながら此方に向かって近づいてきたのだが、どうやら既にディザーから依頼が完了しているという話を聞いていたらしい。


「なら話が早いな。報酬は?」


「持ってきてやるからちょいと待ってろ」


 ディザーから聞いているのであれば話が早いということで、ジールに報酬は?と早速聞いてみると、待つようにと言われ、そのまま引き返すかのように2階へ続く階段を昇っていってしまった。


 ということで、ジールが報酬を取りに行くために冒険者ギルド内で待つこととなったのだが、どれくらい時間が掛るのか分からなかったので、コウ達は併設されている酒場で待つことにした。


「ご苦労だったな。報酬はこいつだ受け取れ」


 そのため、酒場で暫くの間、ライラと報酬を受け取った後はどうするかについて話し合っていると、片手にじゃらじゃらと金属が擦れるような音が鳴る小袋を幾つかを持ったジールが現れ、コウ達が座っていた席の机の上にその片手に持っていたお金が入っていると思われる幾つか小袋を報酬だと労いの言葉とともに置かれた。


「じゃあ俺は今からちょいと出掛けるからまたなんかあんなら後日きてくれぃ」


 そんな幾つかの小袋を机の上に置いたジールはこれから予定があるらしく、また何かあれば後日来て欲しいと言い残し、この場を離れて何処かに行ってしまったので、コウは置かれている小袋の中身を1つだけ確認し終わると、収納の指輪の中に全てを仕舞い込んでいくことにした。


「よし...報酬も受け取ったし俺達も行くか」


「そうですね~とりあえず隣の解体倉庫でしたっけ~?」


「あぁ収納の指輪の中に魔物が溜まってるしな」


「キュ!」


 こうして依頼の報酬を無事に受け取ったということで、次の目的として先程までライラと話し合っていたことである収納の指輪の中で溜まりに溜まっている魔物を何とかするために冒険者ギルドの隣に建っている解体倉庫へ向かうことにするのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は多分8月8日になりますのでよろしくお願いします。

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