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579話

「よし。正門に到着だな」


「あとは馬車とディーンさんって方でしたっけ~?その方を待つだけですね〜」


「キュ!」


 ギルドマスターであるジールから正門で待つように言われたということで、冒険者ギルドから正門まで移動したコウ達は手配される予定の馬車と一緒に旅をする予定のディーンをその場でゆっくりと待つことにした。


 そして暫くの間、冒険者ギルドで依頼を受けたと思われる冒険者達が通り過ぎるのを横目に雑談でもしながらコウ達は待っていると、1台の馬車がガラガラと車輪を鳴らしつつ、こちらに向かって近づいてくるではないか。


「王都へ向かう予定の冒険者様一向で間違い無いですか?」


「あぁそうだ。あと1人くるからもう少し待って欲しい」


 そんな馬車はコウ達の目の前で止まると、御者席に乗っている若い男から王都へ向かう予定の冒険者かと聞かれたため、頷きながら肯定の返事を返し、まだ1人遅れてくる旨を伝えていく。


「畏まりました。では先に馬車に乗られてお待ちになりますか?」


「あー...ここで立って待っててもあれだし馬車の中で待とうかな」


 すると御者から馬車の中で待つかどうかと今度は聞かれ、ここで立って待っていたとしても無駄に疲れてしまうということで、馬車の中へ入ることにし、王都まで旅を共にする予定のディーンを待つこととなった。


 そして再びライラや御者を交えつつ、談笑をしていると、人混みの中から装飾された綺麗な白い鎧を身に纏い、腰には立派な白銀の鞘をぶら下げたディーンが周りをキョロキョロと見渡しながら何か探している素振りをしているのが馬車の窓からチラリと見えた。


「おっ...来たようだな」


「あれがディーンさんですね〜もしかすると私達のことを探してるんじゃないんですか〜?」


「ちょっと呼んでみるか。ディーン!こっちだぞ!」


 確かにライラの言う通り、こちらに気付いてなさそうなのでコウはこちらを気付かせるために馬車の窓を開けて両手を振りながら大きな声でディーンを呼んでみると、ディーンはコウ達の存在に気が付いたようで、こちらに向かって歩いてきた。


「もしかして王都へ一緒に行ってくれる冒険者って...」


「あぁ俺達だな。王都までよろしくな」


 どうやらディーンはジールから誰とともに王都へ旅をするのかについて聞かされていなかったらしく、まさかコウ達が王都まで一緒に旅をしてくれると思ってもいなかったようだ。


 とはいえ、コウとは既に顔見知りということで、すぐに驚きの表情から屈託のない笑顔へと変わり、そのまま馬車へと乗り込んでくる。


「皆様お集まりで宜しかったでしょうか?」


「あぁ全員集まったし王都に向かってくれ」


「畏まりました。では王都に向けて出発致します」


 そして馬車に乗る予定していた面子が全員集まったということで、コウ達を乗せた馬車は王都に向けて出発することとなり、御者が馬に鞭を打つと、ゆっくり車輪が回りだし、前方に進みながらローランの正門を通り過ぎていく。


「そういえば自己紹介をしてなかったな。俺はコウで膝の上にいるのが相棒のフェニだ」


「キュ!」


「私はライラって言います〜コウさんと同じパーティーを組んでます〜」


「じゃあ改めて僕の名前はディーン!王都まで短い旅かもしれないけど仲良くしてくれると嬉しいな!」


 そんな動き出した馬車がローランの正門を通り過ぎる最中、そういえば顔見知りではあるのだが、まだ名乗っていなかったのを思い出し、コウは自身の名前や相棒であるフェニのことを伝えていくことにした。


 そしてコウが名乗り始めたということで、ライラやディーンも続くかのように名乗りだし、自己紹介を終えた後は談笑を交えつつ、馬車から見える風景を楽しみながら平和な馬車旅を満喫していくのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は7月30日になりますのでよろしくお願いします。

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