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578話

「ジールさんいるかー?」


「お~う...入っても良いぞ~...」


 さて...コウ達は何故、金髪の青年であるディーンと共に王都まで一緒に移動して欲しいという依頼をジールがお願いしてきたのか?について詳しい話を聞くため、冒険者ギルドの2階にあるギルドマスター室に訪れることとした。


 そしてギルドマスター室の扉前に到着したため、コウは手首をスナップさせ、扉に対してノックを複数回鳴らしながら中にいると思われるジールのことを呼ぶと、中からは眠たそうに入っても良いという返事が返ってきたということで、扉を開けていく。


「ふわぁ~あ...適当なとこに座ってくれぃ」


 そのままギルドマスター室に入ると、そこにはいつも座っている椅子に深々と腰を掛け、眠たそうにしているジールが大きく口を開きながら欠伸をしており、自身達に対して好きな場所に座っても良いと言ってきたため、近くにあったソファーに腰掛けていくことにした。


「で...お前さんらは何しに来たんだ?」


「指名依頼のことについて何だけど...」


「あぁディーンの件についてだな。何を聞きてぇんだ?」


「話が早いな。じゃあなんで俺達なんだ?他にも沢山の冒険者が今はいるだろ?」


 そして近くにあったソファーに座ると、ジールから何の用かと聞かれたため、早速ではあるが、指名依頼のことについてと話を切り出すと、コウ達がこの場に訪れた理由をすぐに理解したようだ。


 ということで、何故、他の冒険者が沢山いる筈なのに自身達に対して指名依頼として出してきたのか?という疑問をジールに投げ掛けていくことにした。


「お前さんらが実績を積んで信頼出来るからだ。今いる他の冒険者は余所者が多くて信頼出来ん」


「あー...なるほどそういうことか。じゃあもう1つ何で今更1人で旅が出来るディーンと一緒に王都に行かないといけないんだ?」


 そんなジールから返ってきた返答としてはここ最近、冒険者ギルドに訪れている他の冒険者達は他所から来てまだ日が浅い輩ばかりであり、そんな奴らよりもローランで多くの実績を積み、信頼度の高いコウ達にディーンのことを任せたかったらしい。


 ギルドマスターであるジールが自身達のことをかなり信頼してくれるのは嬉しい話ではあるのだが、今度はそもそも何故、ディーンは今まで1人で旅をしていた筈なのに今更一緒に王都まで移動する必要があるのか?という疑問が湧いてきたため、追加の質問を投げ掛けていくことにした。


「そいつは俺にも分からん。王都のディザーがそうお願いしてきやがったんだ」


 追加の質問については王都の冒険者ギルドマスターであるディザーがジールに対してディーンの旅のお供に冒険者を一緒に付けて欲しいという要請があったらしく、詳しい理由については何も知らない様子。


「なんだジールさんも知らないのか」


「理由を聞きたきゃディザーの奴に聞くんだな。で...お前さんらは結局依頼を受けるのか?」


「うーん...どうせ何かしらの依頼を受ける予定だったしこの依頼を受けようかな」


「おう。じゃあ依頼書を処理すっから俺に渡しな」


「ん...よろしく。ちなみに依頼書の処理が終わったら俺達は何処に行けば良いんだ?」


「そうだな...馬車はすぐに手配してディーンにも正門へ向かうように伝えとくからお前さんらは先に正門で待っててくれぃ」


 するとジールから依頼を引き受けるのか受けないのか聞かれたので、コウは少し悩むも、一度顔を合わせた相手ならば気が楽だと思い、依頼を引き受ける旨を伝えることにした。


 そして依頼書をジールに渡し、その場で処理をしてもらいつつ、これからどうすれば良いのか聞くと、先にローランの正門で待っていて欲しいと言われたので、コウ達はギルドマスター室を後にしてローランの正門へ向かうことにするのであった...。

いつも見てくださってありがとうございます!


次回の更新予定日は7月28日になりますのでよろしくお願いします。

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