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44話

 コウは目の前の巨大なスライムの倒す可能性を1つだけ思いついてた。


 それはスライムが吸収した魔法の魔力がスライムの体の中にまだ残っているということだ。


 もしコウの魔力がスライムの体の中に貯めれるのであればそれを操作してスライムを氷漬けにできるのではと...。


 そしてその作戦を実行するべくコウは自身の魔力を全開に垂れ流し水球を目の前へ幾つも作り出す。


 ずりずりと近づいてくるスライムにコウは出来るだけ、作り出した水球を飛ばしスライムへと吸収させる。


 スライムは目の前の捕食対象が自身へ成長を促すように上質な魔力を送られてくるため触手をうねうねさせ喜びどんどん吸収していく。


 そしてどんどん成長してくスライムを見てコウはニヤリと口を歪める。


「そろそろだな...俺の魔力はまだお前の中に残っていてお前の完全な力になってない...つまりまだ俺の操作できる魔力だってことだ!凍れ!」


 コウは目の前の巨大なスライムの中にある大量の魔力を操作し凍らせる。


 するとスライムの体が凍り始め原因は目の前の捕食対象だとスライムも気づいたようで抗うように触手をコウへと伸ばすがコウの目の前で触手は凍りスライムは完全に氷の塊となった。


「あとは核を砕くだけだ!」


 コウはサンクチュアリを振り目の前の巨大な氷漬けになったスライムが溶ける前にスライムの核へと急いで氷を砕き掘り進んでいく。


 スライムの核はようやく見え目玉がぎょろぎょろ動いているが凍っているため体は動かせないようだ。


「終わりだ!」


 コウはスライムの核へとサンクチュアリを縦に振り下ろすと核は真っ二つになり、氷漬けになっていた体が崩れていく。


「あぁ~やっと終わった...」


 コウは近くにある木へと腰を掛け疲れたように体を伸ばすとフェニが上空から戻ってきてコウの近くへと座る。


「フェニもご苦労さん」


 隣で座り込んでいるフェニを撫でるとフェニは残念そうに鳴く。


「もしかしてあまり役に立たなかったのに落ち込んでいるのか?」


「キュウ...」


 フェニは最近覚えたばかりの雷魔法が少ししか巨大なスライムに効かなかったのがショックだったらしく落ち込んでいるようだ。


「気にするなよフェニ。お前はまだ成長期なんだし最初にあの巨大なスライムの動きを止めたのは凄かったぞ?」


 コウに慰められフェニは多少なりとも元気を取り戻す。


 そして暫くコウとフェニは休憩した後、ギルドへ今回の件を報告するために街へとゆっくり戻るのであった...。


「というわけで盗賊は居なかった」


 コウがギルドへ戻る頃には既に空は茜色に染まり夕方になっていた。


 何故ここまで遅くに報告になってしまったのかはコウとフェニが街へ帰ってきた際に色々な場所で食べ歩きをして報告を忘れていたのもあるのだが...。


「起きたことは大体分かりました...とりあえずはそのようにギルド長へと報告しておきます」


 サーラも今までの実績としてコウが嘘を言っているとは思えないためそのままの内容をギルド長へと説明してくれるらしい。


 まぁギルド長もコウへの扱いは期待の新人のため手厚くされているので問題はないのだがサーラなどの一般的な受付嬢などには説明はされていないらしい。


「あ~そういえば一応スライムを倒したときの目玉?核?も持ってきたけど必要か?」


 既に半分になってしまっているがスライムの核を何かの役に立つのではないかと思いコウは一応収納の指輪の中に入れ持ち帰って来ていた。


 もしこれをサーラに渡せば多少なりとも信憑性は上がるかもしれないと思っての提案である。


「それはとてもありがたいです!ギルド長にも説明しやすくなるのでこちらのトレイにお願いします!」


 サーラもコウの提案には賛成のようですぐにトレイを机の上に出してくる。


 コウはサーラの言われた通りトレイの上に収納の指輪から半分に切られたスライムの核をトレイの上に出す。


「結構大きくてエグいですね...あと机の上が...」


 コウの出した巨大な目玉を半分にされた状態の物をトレイに出したのだが、少しトレイからはみ出してしまったので机の上に目玉から出ている謎の汁が溢れるとサーラは顔をしかめながら呟く。


「なんかすまん...」


 コウも自身の配慮が足りなかったのかと思いサーラへと謝り掃除を手伝った後、宿の小鳥の止まり木へと帰ると受付を掃除していたミランダがコウへと話しかけてくる。


「あら?コウさんお帰りなさい。そういえばコウさん宛に手紙が来ていましたよ」


「手紙?」


 コウは手紙を送ってくれるような人物を頭の中で考えるが手紙を来るような相手は思いつかず精々思いついたのは育て親のハイドぐらいだろう。


「はい、綺麗な封筒にコウさんの名前を書かれていたので...こちらですねどうぞ」


 コウは綺麗な封筒の手紙を受け取ると自室に持ち帰り、中身を読むとそれは白薔薇騎士団団長からお茶のお誘いの手紙であった...。

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