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銀貨一枚が数日で金貨三枚と銀貨八枚になり女衒に買われた子供。

娼館に落とされた子供の話になります。

性交渉、娼館をご不快に思う方は読まないでください。

 貧しい村の、貧しい農家に生まれたミアは5人兄弟の真ん中で、父にも母にもあまりかまってもらった記憶がなかった。

 それは、他の兄弟も同じだったかもしれないが、ミアは特別だった。


 六歳の誕生年、ミアは今まで着たことがないような継ぎ接ぎがない服を着せてもらって、兄弟達に羨まれていた。


「ミア一人なんで新しい服を着てるんだよ!!母さん!新しい服を用意するくらいなら飯のおかずを買ってくれよ!!」


 兄弟達にそう罵られても、今日は父も母も私を抱きしめ「いい子だね」と何度も頭を撫でてくれた。


 母のお腹にはまた子供が居て、新たに子供が生まれてくる。

 母のお腹を撫で「女の子かな?男の子かな?」と聞いていると、両親は「ミアに似た女の子だとうれしいね」と言った。



 毎年やってくる男の人が、今年もまたこの村にやって来る。

 子供を買いにやってくる。

 今年はミアの住む村からは七人の子供が売られることになった。

 子供を売っても大した金額にもなりはしない。

 数日、他の子供が飢えをしのげるだけだ。

 

 順番に家の扉が叩かれ、何故かミアは両親から差し出され、たった銀貨一枚で売られることになった。

 右腕に木枠の手枷を掛けられて、ニ軒隣のサナちゃんと繋がれた。


 ミアは何が起こっているのか解らなくて「お父さん!お母さん!!」と叫んでみても、ピシャンと閉じられたドアが開くことはなかった。


 サナちゃんが「いくらだった?」と聞いてきて、何のことか解らなくて黙っていると「おじさんかおばさんが受け取っていたお金のことだよ」と言った。

「銀貨一枚・・・」

「私と一緒か・・・。どこに売られるんだろうね?」

「売られる?」

「そう、私達、親に要らないって、他所に売られたのよ」

「嘘!そんなことないよ!!私を売ったりなんてしないわ!!」

「今ここで繋がれていることが売られた証拠なのよ」


 私は信じられなくて、ただメソメソと泣いた。

「この人買いはまだいい方の人らしいよ。稀にだけど、幸せになれることもあるらしいから」

「サナちゃんはどうしてそんなによく知っているの?」

「今まで大人たちの話をちゃんと聞いていたからね。わずかでも、おとさん達は私達の幸せを願ってくれたんだろうね。人買いに売っといて」

 サナちゃんは嫌な顔をして笑っていた。


 私はこの先に何が起こるのか解らなくて怖くて仕方なかった。

 荷馬車に乗せられ、手枷が足枷に変わり、手は自由になった。


 みんなの顔は真っ青で、きっと私の顔も血の気が引いて真っ青になっているのだろうと思った。


 小さな村に寄る度に子供は増えていく。

 私は勇気を出して人買いのおじさんに声を掛けた。

「私達はこの後どうなるの?」


「さぁな。俺には解らねぇよ。死ぬ方がマシだと思うような目に遭うのか、それとも連れてこられて幸せだと思うのかは人それぞれだ。お前達を買う相手がお前達のすべてを決めるのさ。せめていい人に買われますようにと願うんだな」


「おじさんに買われたのに?他の人に買われるの?」

「ああ、そうだよ」


 売られてくる子は女の子だけじゃなくて、男の子も売られてくる。

 三男、四男は必要ないからと。

 私の兄弟も弟や妹は売られるのだろうかと、少し心配になったけれど、人の心配をしている場合ではないのだと思い直した。


 お母さんのお腹の子はなんて名前がつけられるんだろう?

 考えても詮無いことを、なるべく考えるようにした。


 少し大きな街に着くと、何人もの大人に体や顔の彼方此方を触られた。

 その手を嫌だとは思わなかったが、なにか基準があるのだろう、何人かは買われていった。

 買われていった子たちは泣きわめいていたが、誰も気にしなかった。


 背中に大きな呪印が焼きつけられて、とても痛そうに見えるのがただ怖かった。

「おじさん、さっきの背中に焼きつけられたのって何?」

「奴隷紋だ」

「だれの所有物か解るようにできているんだ。あの呪印がある限り、どこに逃げても、御主人様がちょっと呪文を唱えるだけで死ぬより苦しい思いをすることになる。逆らわないのが一番だな」


 荷馬車はトコトコと次の村へ行き新たに増えては、大きな街に行っては減っていった。

 一緒の村から来た子はもう居なかった・・・。

 私は売れ残っているんだろうか?誰も買ってくれなかったらどうなるんだろう?


 買われても、買われなくても怖かった。

 お父さんとお母さんは、この怖さを知っているのだろうか?


 小さな村に寄ったけれど、売られてくる子供は居なかった。

「ここの村は誰も売られないんだね?」

「いいや、売りすぎて、まだ子供が育っていないんだ。売るために今、せっせと子供を作っている最中さ」

「親が子供を作るのは売るためなの?」

「そういう親が多いってことだな。一度売ると後はなし崩しで作っては売って、売っては作るようになる。子供に愛は抱かないのかねぇ〜?俺からしたら不思議で仕方ないよ」

「そうなんだ・・・」


「残念だけど最後の街だ」

「おじさんとお別れってこと?」

「そうだよ」

「そっか・・・」


 荷馬車がある大きな店について、しっかりと手枷をされて、荷馬車から降ろされる。

 檻の中に入るように言われて、腰の高さくらいしかない檻の中で、着ている服をすべて脱ぐように言われて、檻と手枷が繋がれた。


 沢山の大人の人がジロジロと檻に繋がれた子供を見ていく。

 時には口を開けろと言われたり、体は硬いか聞かれたりした。


 なにか数字を言って、それが次々と出てくる子と、一度しか数字が出ない子など色々だった。

 私は、数字がそれなりになって、買い手が決まった。

 背中に呪印が付けられ、その痛みに暫く動けなかった。


 服を着るように言われて、服を着ると、手枷はもうされなかった。

 呪印があるから逃げられないんだと思った。

 私を買った人に「私はいくらで買われたんですか?」と聞いたら、金貨三枚と銀貨八枚だったそうだ。

 お父さんたちは馬鹿だと思った。

 私をたった銀貨一枚で売って。



「これからの私の仕事はなんですか?」

 と聞いたら「夢は見るな」と言われた。

 一軒の大きな家に連れて行かれた。

 表通りには格子の木枠があってそこかしこに女の人が座ってタバコを吸ったり、木枠から手を伸ばして男の人の体を撫でていた。

「お前もあそこでああやって男に買ってもらえるように手練手管を女たちから盗んで、人気ものになるんだな。人気がないと、店の格がどんどん下がって、最後には銅貨二枚で男に抱かれることになる。しっかりと人のしていることを学ぶんだ」


 男の言っている意味がよく解っていなかったけど、私は頷いた。

 サナちゃんが「大人の話を聞いていた」と言っていた。

 それを今から私はやらなければならないんだとそれだけは理解した。


 店の中に入れられた途端に頭から足の先まで綺麗に洗われた。石鹸を使ったのは初めてだった。

 髪はキシキシいったが、その後油を付けられて艶々になった。

 毎日こんな風に綺麗にするんだよと言われて、こんな贅沢をしていいのかと驚いた。

 私より二つか三つ年上の子シュナから「お姉さん達の後にしか入れないから、特別なのは今日だけだよと言われた。

「あんたの名前はなんていうんだい?」

「ミアです」

「そう、私のいうことはちゃんと聞いて、そのうちお付きのお姉さんが出来るから、それまでは私のしてることを見て覚えな」

「はい」


「まずはあんたと他の子達の部屋へ行くよ」

 連れて行かれたのはベッドが六台並んだ部屋だった。

「今なら早いもの勝ちだよ。奥から順番に入るといいよ」

 使い古されているけど、清潔なシーツがかかったベッドが自分のものになるんだと嬉しくなった。

「全員集まるまで、ベッドで待ってな」

「はい」

 現れた女の子たちが五人やってきて、順番にベッドが決まっていった。

 全員分の同じお仕着せが用意されていて、それに着替えるように言われ、全員着替えると、付いてこいッと言って、シュナが全員の面倒を見るようだった。

「お昼間はお姉さん達は眠っているから静かにしなければならないよ」

「はい」

 お姉さんたちが使った部屋へ行って、二人一組になって。シーツを剥がして。部屋を整えていく。

 部屋が完全に整った様子を見せられて「この状態をよく覚えておいて、この通りの部屋にするんだ。まずはあんた達は朱の間、あんた達は紫の間、最後のあんたは私と一緒に萌葱の間だよ。まずはやって見る」


 私は萌葱の間で相方の子と一緒にシーツを剥がして、ベッドメイクをして、小物一つ、くたびれた花を取り除いて、部屋を整えた。

「できたかい?」

「はい」

「花を取り除いたのはいいね。シーツにシワが寄ってなかったら満点をあげるよ」

 シーツのピンとした張り方を教えてもらいながら、次の部屋を綺麗にしていった。

「ミアとケイがこれからペアで部屋を整えてちょうだい」

「解りました」

「次はシーツを洗濯するよ。たらいに石鹸を入れて泡立てて、シーツに汚れがないか調べて、汚れている時は、そこを重点的に洗うんだ。

 足踏みで洗いながら、何度も水を変えて臭いが残らないまで濯いで、しわが寄らないように干すんだよ」

「はい」


 それからも、お姉さんのお世話の仕方や、ご飯の用意、と忙しく働いて、お姉さんがお店に出たら、やっと私達の御飯の時間になった。

 食事は多くもなく少なくもなく程よい量が与えられた。


「今日は新人が居るんだろ?!」

「はい。五人おりますよ」

「全員連れてこい」

「かしこまりました」


 女将に「何があっても声を出さず、目を閉じず、自分がこの先、お姉さんになった時、何をするのかよく見ておくんだよ」と言われた。

 シュナに「初日からあの旦那さまに当たるとは可愛そうだけど、現実を知るのが早いか遅いかだからね。しっかり見て勉強しておいで」と送り出された。


 お姉さんが旦那様に胸を触られながらお酒をそそいでいる。

 食事を食べさせたり、お尻を触らせたりしている。衣装を全て剥ぎ取られ、私達に見せつけるようにお姉さんと楽しんでいる姿を見ている私達を見て、旦那様は楽しんでいた。


 あんな事を私がするのかと恐ろしくなった。

 兄弟の下半身など、何度も見てきたけれど、大人の男とは全く違うことを知った。

 三人の子は泣いて、一人の子は床に顔を伏せて声を上げた。すると他の三人も声を上げて泣き出し、四人は泣き続けたが、私は何一つ見落とさないと目を皿のようにして見続けた。


 お姉さんの仕草、男を誘う方法、全て見逃さないと必死になって見た。

 女将がやってきて、四人を連れ去った後、私は旦那様に近くによれと言われて、ベッドの側まで行った。財布から小遣いを渡されて「泣かずによく頑張ったな」と頭を撫でられた。

「名はなんという?俺が来たら、次も部屋に入れ」と言われ「ミアと申します。よろしくお願いします」と感謝を述べた。

 私を部屋に呼んだ男は貴族の男らしいが、旦那様としかわからないのだそうだ。

「たとえ誰であろうと、名前を知っても旦那様、以外呼んではいけない」と女将に言われた。


 お姉さんにも色々あるのだと、貴族の旦那様に教えていただいた。

 旦那様に媚びるお姉さん。

 旦那様を翻弄するお姉さん。

 旦那様のしたいことを先に読み、旦那様を満足させるお姉さん。

 高飛車に振る舞うお姉さん。

 本当に色々なお姉さんが居た。


 お姉さんの中で、昔は貴族だったのというお姉さんが文字や簡単な計算を教えてくれるようになった。

 私が必死で勉強していると、貴族の旦那様が、頑張っている私にと、勉強道具を差し入れてくれて、勉強もたまに見てくれるようになった。


 他の四人が下働きをしている間に私は勉強をする。

 女将さん公認だったので、誰も何も言えなかった。

 貴族の旦那様は私にお姉さんと楽しんでいる姿を見せ続けたが、私には絶対手を触れなかった。

 女将さんも私に触れることを許さなかった。


 シュナは、後少しで十六歳になり旦那様に可愛がってもらう年になってしまった。今はまだ下半身に触れることは許されなかったが、それ以外のところは旦那様に可愛がられていた。

 私は旦那様がシュナの下半身に触れないように見張っていなくてはならなくなった。


 シュナは毎日泣きぬれて、自分の不幸を呪っていたけれど、シュナの初めての相手がとうとう決まってしまった。


 シュナにとっては最悪の相手だと嘆いていたが、私はお姉さんたちとの楽しんでいる姿を見て居て、シュナの初めての旦那様は理想的な人だと思っていた。

 女性を喜ばすことが上手で、自分が楽しむよりお姉さんを楽しませるのが好きな方だった。

 私はシュナに「一番いい旦那様に買っていただいて幸せだよ」と言うと、シュナは私を殴りつけた。


 そのことに多くのお姉さんと旦那様が怒って、シュナが望んでいた相手とやらせてやれと言い出した。

 シュナは年の若い、自分よがりな楽しみ方しかできない人を選んでしまった。


 シュナは翌日、裂傷、打撲、殴打、普段は使わないところまで裂傷を負い、言葉で虐められ、自信を失ってしまっていた。


 傷が癒えると、表の格子の部屋で客引きをしなければならない。

 怯えた様子のシュナには、暴力的な男が客に着くようになってしまった。

 一日客を取っては、三日休まなくてはならなくて、稼ぎにならない。

 その分割増料金はとっているが、普段は優しく愛をくださる方でも、シュナを前にすると暴力的になった。


 シュナは毎日どこかを腫らせて、痛みに呻いていた。


 シュナの次に十六歳になったのはオーリだった。

 オーリは見学した時に床に伏して鳴き声を上げた子だった。

 年のいった優しい旦那様に感じさせられすぎて、気を何度も飛ばして、旦那様を満足させられなかった。

 女将に、もっと上手に自制しなさいと言われ、頑張っているようだった。


 リーラが十六歳になり、初めての旦那様に体を許して、部屋を出てから泣き崩れていた。

「見ているのと、体験するのとは大違いだ」と。

 私はそれも覚悟しなくてはならないと思った。


 ケイが十六になり、アルカが十六になり、そして私が十六になった。

 私の初値は驚くほど高値がついた。

 このお店で最高額だと女将さんは左団扇に私に言った。

 私を買ったのは、私を可愛がってくれている貴族の旦那様だった。


「私の初めても、女の子たちに見せてやってください」とお願いすると「私が楽しむために買ったのだから嫌だね」と断られた。

 私はその夜、貴族の旦那様に愛された。

 初体験がこんなによくていいのかと思うほどに、旦那様にされることが気持ちよくて、旦那様も私に満足しているようだった。


 私は私が楽しむのではなく、旦那様を楽しませた。

 お姉さんたちに見せていただいたあらゆる手管を使って、旦那様は大変満足したと言って、チップまで払って下さった。


 噂が噂を呼び、私の二日目も入札制度になった。

 シュナが嫌がった、年のいった、とても上手な人だった。

「私のようなおぼこが、旦那様に翻弄されてしまって、がっかりさせてしまったらどうしましょう?」

 そう言うと、旦那様は喜んで「私に身も心も任せなさい」と可愛がってくれた。

 決して気をやらず、旦那様を翻弄しつつ、私も楽しんでみせた。

 旦那様も私を気に入ってくださって、次、また頼むと言って帰っていかれた。


 三人目も入札になり、四人目、五人目とずっと入札になった。


 そんな時、私より五つほど年上の垢抜けない男がオロオロとしながらやってきた。

 村の農家の男が一生に一度、遊びに来たのだと丸出しだった。

 その男の好みはどうやら私だったようで、いくら?と聞くので、いくら払ってくださいますか?と聞いた。

 今日の私の値段は金貨十一枚になっていた。

「とてもじゃないけど払えないよ」

「でしょうね。でも、払えなくてよかったのよ。シーダお兄ちゃん。妹を売ったお金で妹を買うの?」

「まさかミア?!ミアなのか?」

「どうでしょう?過去の名前など忘れてしまいましたわ。今宵は「金貨十一枚の女」が私の名前です」


 格子のこっちで、誰よりも清楚でお淑やかに貴族のお嬢様よりお嬢様らしく振る舞って、本日金貨十二枚になった。



 女将さんにいい加減、一般の方にも手が届くようにしないと、何時かお客さんがつかなくなるのではないかと心配なのだと言うと、貴族の旦那様に買い受けられたと聞かされた。

「えっ?よろしいのですか?」

「売りたくなかったんだけど、旦那様には色々面倒見てもらったからね。仕方ない」

「私はいくらで売れたのですか?」

「いくらだと、納得いくんだい?」

「銀貨一枚でも納得できる気がします・・・」

「そうだね。あんたは銀貨一枚で親に売られたんだったね」

「はい」


「お前は年季明けしているんだよ」

「えっ?」

「店が支払ってもらわなくてはならない金額はとうに返している。だから今直ぐでも出て行ってもかまわないよ。ただ、貴族の旦那様が生活に必要なものを揃えてくださっているんだ。今夜客を取りたくないのなら取らなくていいよ」

「いえ、お客様を取らせてくださいませ」

「そうかい。好きにしな」


 今夜も金貨十二枚の値がついて、私は持てうる手管を使って、旦那様に満足していただく。

 そして私も満足する。

 金貨六枚を女将に渡され「あんたの取り分だよ」と言われた。

 金貨六枚を取られるのは納得行かなくて、笑ったけど、貴族の旦那様が迎えに来るまでに、私は金貨六六枚を稼いだ。


 

「旦那様、奥様はおられないのですか?わたくしのようなものを囲って、ご迷惑にならないのでしょうか?」

「妻は早くに死んで、独り身なんだ。よかったら俺の妻になってくれないか?」

「それは無理ではないですか?わたくしは銀貨一枚で親に売られた女ですよ」


「かまわないよ。その段取りは付けてある」

「旦那様のご迷惑にならないのでしたら・・・よろしくお願いいたします」


 私は男爵家の養子になり、子爵家、伯爵家と徐々に高位の貴族へと移り変わり、侯爵家で養子になって、旦那様の妻に迎えられた。


 夜にはたっぷり可愛がられ、昼は清楚に夜のことなど知らない女になった。

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[一言]  前回以上にうまくやってますねぇ。  順応して、努力して、気に入られて。 › 私は私が楽しむのではなく、旦那様を楽しませた。  これができる人って、そうはいません。
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