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合流

スズラン マリーゴールド中央地区北西部



もう少しで教会への道の曲がり角につく。


私たちは南に向かおうと声を掛け合う。


「皆さん!次の角を右に向かいます!あとは教会まで一直線なので頑張りましょう!」


疲れてきているのか足が遅くなっているがそれでも魔物が後ろからくると分かれば止まることはしない。


すると北の方から集団で30~40人くらいだろうか、向かってくる人たちがみえる。


「お嬢様!」


先頭にいた執事服を着た初老の男性がこちらに呼びかけていた。パンジーさんは聞いたことのある声にすぐに顔を向けた。


「アヤメ!?」


どうやら執事さんはアヤメという名前らしい。後ろの人たちは守備兵なのか一様に武器防具をつけていた。


「アヤメ!大変よ!魔物が侵入してきたの!」


パンジーさんは執事さんに状況を伝えている。おそらく私達より先に危機を知った検非違使が伝えに行ったのだろうけど改めて伝えることは重要だ。どのあたりに敵がいるのかわかっているだけでも手の打ち方が変わる。


「存じております!領主邸も襲撃を受けましたので。」


「なんですって!?」


私たちの知らない事実にショックを受ける。西門からの侵入だけだと思っていたのに領主邸にも襲撃されていたなんて予想もしてなかったから。

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