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裏道
スズラン マリーゴールド西地区北東部
裏道を抜け北側にある裏道を進んでいた私たちは足を止めずに東に向かっている。
予想通り北方面は混んでいなかった。
おそらく大通りのほうが道が整備されているから早く着くと思って向かった可能性が高かった。
後ろをたまに振り返りながらお客さんたちを見ると空を飛んでる魔物が目についた。
「ハァ・・・・ハァ・・・パンジーさん、空を飛んでる魔物なんですけど私たちの位置を見てる気がしませんか?」
「ゼェ・・・・・ゼェ・・ええ!私もそう思うわ。ほとんど同じような間隔で飛んでるしたまに他の魔物に寄っているしきっと進路状況を伝えているのね!」
パンジーさんも振り返り魔物を見る。
あの魔物を倒すことができれば進行速度を遅くできる気がするのだが、魔術が届く位置にいないため逃げるしかない。
そうこうしていると南西方面から悲鳴が聞こえてきた。
「魔物が後ろ側の人たちを襲ってるみたいね。私たちも急がないとまずいわ!」
「もうすぐ西地区を抜けますから皆さん頑張ってください!」
私たちは周りを鼓舞し西地区を駆け抜けた。