表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/75

スズランの判断

現在40数話まで書き進めています。

スズラン マリーゴールド西地区東部



私とパンジーさんは大声を上げなら渋滞した大通りを走っていた。


人が波のようになってどんどん増えていき人が増えるほど速度はどんどん遅くなっていった。


このままだと教会に逃げ込めるのかわからなかった。


足の遅くなってしまっている以上魔物たちはどんどん距離を詰めてくるだろう。


「このまま大通りを進んだら後ろから襲われちゃいます。」


私はパンジーさんに進言する。パンジーさんは少し考え自分の考えに賛同してくれた。


「確かにそうね。でもどうしたらいいのかしら。」


「むしろ一度北の裏道をまっすぐ進んで北から行った方がいいかもしれません。」


「え?このまままっすぐ進めばそのまま大聖堂には入れるのに?」


教会の入り口は西側が正門とでありそのまま大聖堂につながっている。


「はい、遠回りですけど北と南にも正門ほどではないにしろ入れる門がありますし、むしろそちらの

方がすんなり入れるかもしれません。」


「でもそれだと北から避難してきた人たちで渋滞しているんじゃないかしら?」


「今は夕方ですし西と中央は商業地区だったから人がいっぱいですけど、北は住居地区ですからまだ帰宅してる人が少ない今なら逆に空いてる可能性が高いです。」


「でもそれだったら南の工業地区からでもいいんじゃない?」


「北には領主邸と守備隊駐屯地がありますし、保護してもらえる可能性もあります。いずれにしてもこのまま進むのはまずい気がするんです。」


「・・・・たしかにそうね。お母様も何もしないわけないしむしろそちらの方がいいかもしれないわね。スズランさん言ってくれてありがとう。私も気が動転してたみたい。」


「じゃあ皆さんを案内しますね。皆さん!こっちについてきてください!」


そういって私たちは一度北に向かった。


この決断がのちに大きな違いを生むことになる。

避難訓練の大切さがわかりますね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ