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店長の決断

スズラン 喫茶店



私が泣き止んで働き始めたら、急に店外がさわがしくなった。夕暮れ時のこの時間に混みだすなんて珍しいと招き入れようとドアを開けると、西の方から大勢が悲鳴を上げながら中央に向かって走っていた。


「魔物だー!魔物が現れたぞー!!」


避難するときには必ず周りへの避難勧告の為状況を報告しながら逃げることが避難訓練で徹底されている。


とはいえ本当に進行されたのは初めてでどのくらいの数が来てるのかを言う余裕などなかった。


誰もが我先にと駆け出している。


「魔物だって!?スズランちゃん!早く逃げよう!私は最後尾から足の悪いお客様を守って行くからスズランちゃんは他のお客様の安全を確保するために先導して案内して!」


「わかりました。皆さん!魔物が現れたので急いで教会に向かってください!」


全員が急いで席を立ち店を出ていく。そんな中一人だけ私に向かってきた。


「スズランさん!私も手伝うわ!」


パンジーさんだった。でもパンジーさんはお客様だからそんなことさせられない。


「パンジーさん、私はお客様を避難させないと」


「あなたにもお客様を助けなきゃと思うように私にも領主の娘として皆を守る義務があるの!ほら、行くわよ。」


「スズランちゃん!気を付けて!」


私とパンジーさんはお客様の先導者として教会に向かった。


これが店長との最後の別れになるとは思わずに・・・

もし今月中に人気がパッとしなければ打ち切りも検討いたします。

その代わり今月は1日2本更新いたします。

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