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猫耳少女が歩く異世界  作者: 七氏
第2章 学園編 初等部
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059 学園祭一日目5

ぐぬぬ…ギリギリ間に合いませんでしたonz

しかも今回はちょっと短めです。


明日から…明日から頑張ります…。

ほんとすいません…。

 試合を終えて観客先に移動すると解説のゲスト?の紹介をしていた。


 「今年は解説に勇者様がおいでです!

 ヨシヒコ殿、どうぞ!」


 え?勇者?ヨシヒコ??

 まず勇者の存在にも驚いたけど、何より名前だ。

 この世界では日本風の名前の人を聞いたことがない。

 それに壇上に立つ男の人はこの世界には珍しい東洋系の顔立ちをしていた。

 確か転生者は存在したって話は聞いてたけど、こうして日本人っぽい人を見るとは思わなかった。


 なんて考えてたら次の試合が始まった。

 今回はミアじゃないからあんまり興味が無い。

 それでもなかなか見応えがある試合だった。


 ボクの時と同じ様な組み合わせで展開も似た感じになったけど、結局魔術師の力量不足で押し切られたか感じだね。

 ボクならあそこまで近づかれても対応できる自信はあるけど。


 解説の人も同意見っぽいね。

 それにしても、転生なのか召喚なのかは解らないけど、ちょっと話してみたいな。


 あ、次はミアの出番だね。

 遠目に見ても緊張してるのがわかる。

 相手は魔術科の中等部らしい。

 属性次第だけど今のミアなら魔法合戦に持ち込めばかなり優位だろう。


 中央に向かって歩くミアに声をかける。


 「ミアー!頑張ってー!」


 この世界に来てから大きな声なんて出したことがないけど、ちゃんと聞こえたらしい。

 ちょっとキョロキョロしたミアがボクを見つけて手を振る。

 両手を大きく振って応えるとさっきより緊張が解れたらしい。


 さぁ、試合が始まる。


 開始と同時にミアの周りにこの前見せてもらった水の弾丸が作り出される。

 相手は同じ水属性らしくそれを見て水の盾を作り出していた。


 この前見た時は連射速度はかなり速かったものの、直線的な弾道だったけど、打ち出された弾丸はカーブを描き盾のカバー範囲を迂回するように飛んでいく。


 慌てた相手が後ろに飛んで避けたけど、お構い無しに次々と弾丸が飛んでいく。

 ボクにほとんど当たらなかったからか、あれから改良を加えたようだ。


 回避が難しいと主だたのか、盾は出したままミアとの距離を詰めようと前進した所を回避されて地面に落ちた弾丸が作り出した水溜りから生えた腕に掴まれて拘束された。


 一つ目の攻撃が次の布石になったらしい。

 ミアも結構負けず嫌いだったようで、練習の時の反省を生かしてかかなり戦略的な魔術の使い方になっていた。


 元々頭がいいから、多分これを抜けても次の手が用意されていそうだ。

 これは当たったらボクでも苦労しそうだ。


 その後動きが止まったところを四方から迫る弾丸を捌ききれずジワジワ削られて最後にはノックアウトされていた。

 魔術師同士の戦いはミアの勝利で幕を下ろした。


 勝ち名乗りを受けたミアが入口に向かったので走って出迎える。

 ボクの顔を見た瞬間、一気に気が緩んだのかへにゃへにゃとその場で座り込んでしまった。


 「ミア、お疲れ様!」


 「リリィ、ありがとう!

 どうだったかな?」


 「凄かったよ!アレはボクでも苦戦するね。

 それにこの短期間であれだけ工夫してくるなんて流石ミアだよ!」


 「ありがとう。苦戦はするけど負けるとは言わないのね。」


 ミアが苦笑してるけど、勝ったからかその顔はやっぱり嬉しそうだった。

 何はともあれ、ボク達の今日の出番は終わりなのでこの後は4人でいろんなお店を回る予定だ。


 ボクは座り込んだミアの手を握り立たせると2人と待ち合わせの場所へ向かう。



 〜〜〜ヨシヒコ視点〜〜〜


 三試合目が始まった。

 識別で確認すると二人とも水属性の魔術師のようだ。

 しかし金髪の女の子の方がステータフ的には若干不利に見える。

 魔力制御と魔力総量は勝っているが、他の値はもうひとりの男子生徒の方が上だ。


 開幕から魔術合戦になれば威力で押し切られて終了だろう、と予想出来る。


 開始の合図と共に二人が術式を組み立てる。

 魔力制御が高いだけあって、組み立てる速度は金髪のこの方が早い。


 やはり女の子の方が先に魔術を起動した。

 水の弾丸の魔術のようだが…数おかしくないか!?

 え…?普通なら多くて10数発位だろ?

 これ少なく見積もっても100は下らないんじゃないか!?


 あ、相手もこの数に焦ってか起動途中の魔術を破棄して盾を出した。

 慣れてるらしく破棄してから新たに発動したが弾丸が打ち出される前に完成していた。


 うぅむ…やはり数は多いけど威力が難ありか。

 結構な逸材かと思ったけどこれくらいの魔術師ならまだスカウトするには足りないな。


 結論が出かけたところで変化があった。

 さっきまで直線でしか飛んでなかった弾丸が曲がって飛んでる…。

 この数を軌道操作するとかおかしいだろ!?

 うーん、結論を出すのは早計だったな。

 この子の実力はかなり高い。

 これなら少し鍛えればかなりいい戦力になるだろう。


 まだ若く伸び代もある。

 なにより可愛い。

 こんな可愛い子が魔術も凄いとか、来てよかった。

 あの子だけでも色良い返事が貰えれば収穫としては十分だ。


 それにまだ見てない生徒の実力も気になる。

 まだ将来的にどうするか決めてない事を祈ろう。

 多少なら条件の裁量は任されてるし、これだけの才能なら多少の無茶は目を瞑ってくれるだろう。


 それにしても、圧勝だな。

 男子の方も一矢報いようと距離を詰めようとしたけど、まさか既に布石が打たれていたんじゃどうしようもない。

 しかし容赦ねぇな…。

 涼しい顔して恐ろしい…。


 だがそれだけに是非とも確保したい。

 後でデータを貰って接触だな。

次回、その後と2日目です。


ブックマーク下さった方々、ありがとうございます。

感想、ご意見などあれば是非ともお願いしますm(*_ _)m

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