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こころあつめる(仮)~烏と不思議な少女の伝奇時代冒険譚~  作者: 葉月 心之助
第一話「こころよろこぶ」
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序章『こころめぐりあう』

初めまして、葉月という者です。これが人生初の小説です。本当はこの話を漫画として書きたかったのですが、残念ながら実力不足です。(泣)

小説を書きながら少しずつ絵の練習をしていつか漫画として、この話が書けるようになりたいです。小説に関しては全くのド素人です(笑)至らない部分或いは文章がおかしい部分も多々あると思いますが皆様暖かい目で見守って下されば幸いです。※この話はフィクションです。実際の史実、人物、団体とは一切関係ありません。

 少女は浮いていた。


 地上から十間(18m)程の高さ、縄で吊るされてわけでもなく、文字通り何の道具も無しに空中に浮いていた。


 だが、実際に少女自身が浮いてるわけではなく、少女を抱えている忍び装束の男が宙に浮いているのである。


 なんとも摩訶不思議な光景、少女が目線を横にやると、そこには大きな城があり、その城の窓とおぼしき場所から城の者達がこちらに悲痛な叫び声をあげる。


「ええい! この娘がどうなってもいいのかぁ!」


 忍び装束の男がそう叫んだ、どうやら少女はこの宙に浮く謎の男に人質にされているようだ。

 しかし、男は少女の身を案じている城の者達に向けてではなく、空に向けて叫んでいた。


 少女が目線を城から空へ向けると、そこには陽の光を背に一羽の『烏』がこちらに飛来して来ていた。


 しかし、なんと言うか、影のせいでよく判らないが、烏にしてはし少々大きすぎるような......。


 その影が間近まで迫って来てようやくそれが烏ではないことが伺えた。


 烏の正体は、黒い着物を着た一人の青年であった。一人の青年がこちらに向かって落ちていたのである。

 よく見ると、その青年は手にこれまた刀身が真っ黒な刀を握っており、その刀を上段へと 構えてすぐ、宙に浮く男と少女にその刀の切っ先を何の迷いも無く振り下ろしながら絶叫した。


「知るかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


「ぶげぇ!? おま、しょう、きかぁ......!」


 相手が人質を取っていようが、相手が人智を越えた力を有していようが、相手がいかに強大な存在であろうが、この青年は一度決めた事を、一度決めた『信念』を決して曲げない真っ直ぐな心を持っているのであろうと、彼の刃からそう感じた少女は彼に運命的なものを感じた。


 ━━この人なら、私の『心』を救ってくれるかも。


 心がなくなり、何も感じられなくなってしまったはずの少女の胸に、一筋の希望が芽生えた瞬間であった。



 序章『こころめぐりあう』  完

まぁまだ序章です。次回から物語がスタートし、主人公が登場します。この作品の見所は旅を通じて心を失った少女が少しずつ感情豊かになっていく感じです。この話を思い付いた経緯に関しては、単に西○維○の刀○のような中世の日本を舞台にした冒険時代劇ものを漫画として、書きたいなーと思ったのがきっかけです。次回から流浪の剣士『黒爪 烏乃助』が大暴れします。皆様どうかお楽しみに・・・していただければいいなぁ

※投稿に関しましては刀○のように一ヶ月につき一話約1~4章の感覚で投稿しようと思います。投稿日時は決まっておりません。できしだい投稿します。

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