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双華が舞う   作者: 鈴木田中佐藤の鈴木
鈴木暴力事件簿
2/2

2話 硬い決意

名前だけ出ていた友人、やっと登場です


彼の設定はとても作りやすかったです。

私的に出演するキャラの中で二か三番くらいに好きな奴です


さぁどんな奴でしょう!

それでは本編へ!




ちなみに一番は絶対に鈴木弟です。出るのは結構後ですが....







学校生活は、いつもとは変わらない

たとえ、学年が変わろうとも。

たとえ、クラスが変わろうとも。

たとえ、告白されようとも。

一切変わらない学校生活は、時に残酷なものである。


(-_-)


あの出来事から数週間。

俺は無事二年生になれた。

春休みが終わり、今日から登校なのだが...

「鬱だ…」

春休み中、あれのせいで中々集中できず、危うく課題が残る所であった。更に気分も上がらず、一歩も家からでないでいたら、弟から何か悟ったように、何も聞かれなく、もやもやしていた。

「お~い晃大や~」

突然後ろから聞き覚えのある声が聞こえてきた。

「なんだよ、博」

俺はそっけなく返す。

彼は柏谷博、説明こともないので一言で言うと、何でもできるイケメンである。

「いや、呼んだだけ。」

博は小さく笑った。


「クラス、どうなるかな?」

博が聞いてきた。

「分からんが、お前とは違うクラスがいいな」

俺は過去の記憶を思い出しながらいった。

「わお、俺嫌われてる~」

博がニヤニヤしながらいってきたので、とりあえず後で何か奢らせようと、決心したのであった。



俺、柏谷博は高校二年生となった。

一年の時にはいろんな事があった。

ちなみに彼女もできた。

そんな俺が今、何に悩んでいるのか。

それは、目の前の少年であった。

彼は俺のかけがえのない友人である。

そんな彼が不幸オーラをだしていた。

こういう時こそ俺出番かな、そう思った。

きっと春休みに何かあったのだ。

俺は彼の名前を呼びながら走りだした。


クラス表には恐れていたことが書かれていた。


二組 清凉寺奏 ...鈴木晃大


あの二人の片割れとまた同じクラスになったのだ。

「お、木内さんと同じクラスだ。ラッキー」

隣から博の声が聞こえた。

「運命だったの…か?」

俺はそう言った

もう運命も神も信じない。

そんな絶望に落ち込んでいると、声が聞こえてきた。

「アキ~おはよー!奏ちゃんと同じクラスとは羨ましいぜ」

やけにテンションが高い、木内沙織だ。

「代わってやろうか?今なら100円で代わってやるよ」

俺はそう返した。

「金取ろうとするな」

後ろから殴られた。博だ、

「もしかしてアキのお友達さんですか?」

清凉寺が殴られた俺をほっといて質問した。

「そうだよ~柏谷博です。..えっとそちらは晃大と知り合いなの?」

自己紹介ついでに博が質問した。それに沙織が答えた

「そうです!私たちアキに告白したんです」

博は動かなくなった。


動いた博に例のアレの説明をした。

「それでなんやかんやで今に至る、と」

俺はそう言った。

「なるほど理解したくない」

博は言う。

「いや、してくれ。それで何用だ?何もなかったら殴る、博を」

「俺殴るのかよ!」

「何もない。と言いたいけど...」

木内がそういうと

「宣戦布告よ」

清凉寺が堂々と言った。

俺はアレの続きを思い出す


(-_-)


「俺は....お前らをよく知らない、だから俺にお前らを

知る為のチャンスをくれないか?」

それが俺の選択だった。

「成る程...確かにそうですね。実は私たちもよく鈴木を

知らないんだよね」

木内は驚きの真実を告げた。

「なんじゃそりゃ」

「じゃあ、考えておくわ」

清凉寺がそういってあの出来事は終わった。


(-_-)


「これからの学校生活中に、私か沙織ちゃん、どちらの思いを受け取るか決めてもらうわ」

清凉寺はそう言い、

「私たちはアキにアピールしながらアキを知っていく、

それを見てアキは選ぶ」

木内が続ける。

俺は文句は言えない。

彼女らに任せておいて、文句なんて言えない。

「学校生活って俺以外にもいいやつなんてバカみたいにいるぞ?」

俺はそう言う。

「今は貴方なの。私たちは貴方から離れない。だから貴方も必ず

選ぶのよ」

清凉寺が迷いなく言った。

「それじゃあ、これからよろしくね!」

木内はそう告げると、急いで清凉寺と共に学校に入っていった。


正直、断れば終わる話だ。しかし「どちらかを選ぶ」という

条件があるし、断ったという噂が広まれば俺は残りの学校生活を

家で過ごすことになってしまう。

あと、心のどこかであの二人を知りたがっている。

ならばやってやるのが男だろ!


「なぁ、俺のことも言っとけよ」

俺が硬い決意をしていると博が小声でいってきた。

何いってるんだこいつ

「安心しろ。ちゃんと言っといてやるよ」

お前の彼女にな

「お、おう。やけに素直だな?」

「俺はいつも素直だろ?」

そういって俺らも学校に入っていった。


やれやれどんなことになるのやら




この後、博が彼女におもいっきり怒られるのは、また別のお話





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