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双華が舞う   作者: 鈴木田中佐藤の鈴木
鈴木暴力事件簿
1/2

1話 開花

登場人物紹介を軽く...


鈴木晃大 すずきあきひろ

この作品の主人公

柏谷 博 かしたにひろ

主人公の友人

木内沙織 きうちさおり

ヒロインその1

清凉寺 奏 さいりょうじかな

ヒロインその2

となります。追加人物は追って紹介します。

それでは、双華が舞うスタートです!

恋、それは人間だれしも一度はするものである。

愛という目に見えないもので繋ぐことだ。

愛にも種類があるが、この場合は"恋愛"がつかわれる。

他人を繋ぐ愛の力は、きっととても素晴らしく

とても強力で、とても滑稽だ。


(-_-)


懐陵高校一年の俺、鈴木晃大は今まで生きてきた中でも

ダントツ一位になるレベルで混乱していた。


状況を説明しよう。

今は卒業式が終わり教室に戻った時、机の中に

(学校が終わったら、体育館の裏へ。待ってるよん♥)

と、書かれたテンションの可笑しい手紙があった。

余りの驚きに、嘘とは考えずにきたのだ。

そして今に至るのである。


しかし俺を待っていたのは"二人の女子生徒"であった。


以上説明終わり。

そう、俺は今二人の女子から同時に告白されたのだ。

余りの非現実的な光景が目の前にはある。

ワケわからなすぎて、逆に冷静になっちまったよ。


「あの...聞いてましたよね?」

左の子が沈黙に痺れを切らしたのか、俺に聞いてきた。

「お、おう。えっと...木内沙織さんだよね?」

「はい!そーです。私が学校一の美女こと沙織だよん」

自分で言うな。

「はぁ。それでそちらが…」

「清凉寺...奏、です。」

緊張しているのか、怯えているのか、オドオドしながら言う。

「それで、俺は今二人から告白されたんだよな?」

顔をかきながら言った。

「告白だなんて復唱しないでよ~恥ずかしいじゃん」

木内がくねくねしながら顔を赤らめていう。


ここで解説しておこう。

今、左で話しているのが木内沙織。

自分で言っていたが、その顔は整っており

一年の美女ランキング(鈴木調べ)二位である。

運動神経の塊で学校内では運動させたら右にでる者はいないだろう

明るい性格でクラス人気もある。

一言で言うと、理想の女子高生その1 だろう。

右にいるのは清凉寺奏。

一年の美女ランキングでは一位で、かなり美しい。

頭が良く、学年上位が当たり前のやつだ。

しかし、性格は暗く特に男には、一切口を利かないほどの男嫌いだ

だが、木内とは仲良しでクラスでは孤立しなかった。

一言で言うと、理想の女子高生その2 だ。


「あんたらが同時に告白したきたのは置いといて、

何故、俺に告白するんだ?理由を聞かせてくれ」

すると清凉寺が微かに笑い、木内がいった。

「鈴木君はあたしたちから告白されても即OKしないんだ」

「確かにそうだか、俺にも悩む権利はあるだろ?

というか、茶化しにきたのか?そうなら怒るぞ」

俺はそう言った。それに対して木内がこう返した。

「いや、告白自体はマジなんだけど…私たちと付き合いたい人って

沢山いるから貴方もそうなのかな~と思っただけ」

そして木内は続けて言う

「理由....ねぇ。そうだ!告白の答えをしてくれたら言うわ!」

木内は私って天才みたいな顔をした。

「そうよ、早く答えてよ。待っている身にもなりなさい」

清凉寺がトゲのある言い方で催促した。

「そ、そうだな....えっと…」

この選択を間違えたらきっと俺の人生バットエンドだな。

そう考え答えをまとめた。

「俺は....


その選択があっていたのか間違えたのかわからない。

ただ、それは確かに踏みしめた一歩であった。


きっとこの選択を、この感覚を忘れはしないだろう。

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