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魔拳、狂ひて  作者: 武田道志郎
第七話『滅掌の延慶』
93/310

滅掌の延慶 十五

10

 素晴らしい。

 面白い。

 堪らぬ歓喜の波が、我輩の肉体に押し寄せておる。


 この魔拳という男───堪らぬ。

 やはり、現代も捨てたものではないな。

 このような男と、このような血のたぎる死合いが出来るのだから。


 む!

 ぬう・・・やるな。

 次はこちらの番だ。

 そら、一本拳だ。

 ククク、痛かろう。

 ん?

 何と、今の一撃を受けて立ち上がれるか。

 やはり面白い男よ、貴様は。

 ここまで血のたぎる死合いは、『あの爺』以来よ。


 ・・・む?

 ・・・。

 ・・・・・。

 ・・・『あの爺』?

 ・・・。


 そういえば・・・。

 こやつの動き・・・。

 あやつによく似ておる・・・。

 突き方、蹴り方、防ぎ方・・・。

 一挙一動、どれをとっても、あの爺とよく似ておる・・・。

 まさか、こやつ・・・。


 ・・・。

 馬鹿な。

 そんなはずはない。

 いやしかし、そうでなければ、これはどういうことなのだ。

 そう考えれば、全て説明がつくではないか。

 いや、だが・・・。


 ・・・。

 ・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・む!?

 ・・・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・・・・・・。


 今・・・。

 一瞬・・・。

 こやつの姿に・・・あの爺の姿が重なった・・・。

 何故だ?

 知っておるからだ。

 何を?

 こやつの武術をだ。

 ではやはり?

 そうだ。

 そうに違いない。


 こやつの武の師匠・・・そして・・・!

 こやつが習得した武術は───!!

 次の投稿日は未定です。


【追記】

 次は、水曜日の午前10時に投稿する予定です。

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